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飼育日記「めだかのきもち」㊾冬支度

針子がだんだんメダカの形になって、2つの平鉢では狭くなって来たので、ガラス鉢に移って同居してもらうことにした。

砂を敷いて、寄せ植えした水草を真ん中に置き、根付くのを待つ。ウィローモス、アナカリス、アマゾンフロックピットを配して、親メダカの鉢からミナミヌマエビを6匹移し、数日間ハウスウォーミングをしてもらった。

さっそく並んでせっせとお掃除
藻を食べるヌマエビがいると 水も水草も綺麗

5月生まれの若魚の稚魚と、昨夏生まれの成魚の稚魚、併せて50匹ほどを、様子を見ながら1匹ずつ移す。

ぷっくりと充実してきた銀色のお腹が、透けて見える。容量が3倍になったので、行動範囲が縦に広がり、のびのびと泳いでいる。チビたちは、自分より数倍も大きい、初対面のヌマエビにも臆することなく、自然体で行き交う。こんな生態を眺めるのは、ガラス鉢でないと出来ない。

まだ小さく、外の冬越しは無理。このまま室内窓際で過ごしてもらうことになるので、稚魚の冬支度はこれで完了。

ヌマエビの1匹が脱皮した。ヌマエビの成長は早い。秋の内に抱卵があるといいなと思う。ヌマエビのメスは脱皮する時フェロモンを出し、♂を引き寄せるという。室内で水温を20度以上に保てば、秋以降も繁殖が望める。

稚魚のメダカと同居なら、捕食されるリスクも低い。親のお腹で孵化して、そのまんまの形で飛び出してくるベビーは、本当に愛らしく、飽かず眺められるのも、ガラス鉢ならでは。楽しみにしている。

メダカとヌマエビは程よい距離を保って共存

ベランダの親メダカたちは、依然として姿を見せないが、水替えで追い回されて以来、警戒を解かないと思っていたのは、どうやら思い過ごしだったようだ。

昨年のnoteを見直すと、気温が下がる10月にはやはり底に潜っている。記録を残しておく意味があったなと初めて思う。餌を撒いてしばらく経って覗くと、水面はきれいになっているので心配はない。

(それでも、昨年は、餌を撒くと、真冬でもヨロヨロと姿を見せてくれた。第一世代は人懐こく、飼育者との距離が近かった😅数が少なかったので、特徴や気質の区別がついたし、個々のメダカに熱い目を注いでいた😌第二世代はかなりクール。数がここまで増えると、区別もつかないので、こちらもクール。ちょっと寂しい。)

一方、若魚たちは下旬になっても、元気に水面を泳ぎ回っている。水温の変化をものともしない、若さのパワーだ。餌の食いつきも変わらないので、体が少しずつ大きくなっている。

若魚の艶のある美しい背中 惚れ惚れ

ベランダで防寒用の囲いに使う発泡スチロールの板を切る道具を、どうするか思案中。

昨年は箱ですっぽり覆ったので簡単だったのだが、包丁で底を切り取ったあと、細かな粉が飛び散り、またそれが静電気で手にしつこくくっ付き、閉口した。餌と間違えて、メダカが飲み込んでしまう心配もあった。

電熱で焼き切るカッターがあるらしい。早く、粉も飛ばず、断面もきれいに切れるようだけど、一度しか使わない道具を買うのは勿体ない。さて、どうしたものか。          

ベランダで最古参の薔薇 ブライダルピンク 
今年もたくさん咲いてくれたけど これが最後の一輪
見上げる高さのスノーグースはまだまだこれから
ヘッダーはジャクリーヌ・デュ・プレの実
蕾が沢山膨らんで こちらもクリスマスまで咲き続ける

                                                                         10.  23

明日は気温が急降下するというので、防寒を急ぐことにする。

昨年購入した超大型発泡スチロールの箱をリメイクすれば、取り敢えず、若魚のトロ舟の覆いを作ることが出来る。

手持ちの道具で、発泡スチロールを何とかきれいに切れないか。わざわざ電熱カッターを買うのは勿体ない。熱を持った刃物……💡❗️尖った果物ナイフの刃を、ガス火で熱したらどうか。

3センチ厚み、50センチ程が綺麗にスッパリ。途中、ガスで一度熱し直しても、1分もかからなかった。

ボールペンで引いた線に沿ってフリーハンドで

親メダカの方は、90×180 の板を1枚注文すれば間に合うだろう。気が重かった冬支度、見通しが立って、気が楽になった。
                                            10.  24


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