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飼育日記「めだかのきもち」㊱冬眠中
2月のメダカ鉢。
朝、発泡スチロールの風よけを開けると、水草の間でメダカ達が、エネルギーを消耗しないよう、小さな胸ビレだけをひらひらと動かして、じっとしている。
囲いの外では氷の張る厳冬期を、2センチにも満たないチビ達も、健気に生き抜いている。本当に偉い!メダカ鉢を覗いては励まされている飼い主である。
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初めての冬越し。いろいろなサイトで、お知恵を拝借して、万全の準備をしたので、今のところ、力尽きてしまったメダカはおらず、ほっとしている。
ひとつだけ、諸先輩のアドバイスに外れたことをやっている。
親メダカ達は、冬に入ってからは一日中、ほとんど水草の下でうつらうつらしているが、若魚は昼になると水面近くで泳ぎ出す。体がまだ小さいうちに冬を迎えてしまったことが気掛かりで、育ち盛りで動いていてはお腹も空くだろう、と、パラパラとベビー用の小粒の餌を撒いている。
時折、気配を察してか、親メダカが寝惚け眼でフラフラ上がってきて、パクパクすることもあり、ああ元気なんだ、と確認できる。
冬眠中は餌を与えないのが鉄則らしい。食べても消化不良で弱ってしまうというので、様子を見ながら、ほんの少しだけ。
太陽の位置が日に日に高くなって、春が近づいているのがわかる。 2022. 2. 8
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