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2020年の御礼と、農業で生きること(小さくて単純なこと)

今年も残すところあとわずかですね。
2020年は世界中で本当に大変な年でした。
不安・不満・悲観・疲労…。ひとそれぞれもやもやした想いを抱えての一年だったかと思います。
そんな中、年末年始返上で今も働いてくださる方々には感謝しかないです。

きりり農園も、今年はいろんなことがありました。
新型コロナ、保育園自粛、あまりにも長い梅雨。
妊娠・出産で仕事をセーブしようと考えていたのですが、別の負担が重なったり、、、お恥ずかしながら、かなりてんてこ舞いになりました。

そんな中、こうやって乗り越えられたのは多くの方々に助けていただいたおかげです。
助けを求めるのは情けないと思いつつ、勇気を出してお願いしたところ、
本当に多くの方が助けの手を差し伸べてくださいました。
みなさまからの数々のお心遣いとお力添えに心より御礼申し上げます。
私も、助けられる人になりたいです。

そして、なかなかやりとりができなくても、過去に教えてくださったこと・支えてくださったことが今も生きております。

先日、今年最後の野菜収穫時に
今年一年を振り返ってみて
冷たい北風とぽかぽかお日様のもとで冷たい水で野菜を洗いながら
生きるって、そんな小さくて単純なことの積み重ねてで
それが幸せなのかな、と。
自分の指でも、泥だらけで悴む指もちょっと愛おしくなれるようなら、幸せなのかな、と。

コロナ禍で、こどもを産み、そしてお世話になった人との別れを経験した2020年だからこそ、ふと気づけました。

年末ですからね、てれくさいことも書かせてください。

非力なちっぽけな農園の非力でちっぽけな私。
存在の意味あるのかなと迷うときもありますが、
いやいや大切なことはそこじゃない、
耕すことに意味があるんだと、
生きていることを噛みしめながら、
これからも耕していきたいです。

畑を元気に走る上の子。
畑でお腹がすいて泣き叫ぶ下の子。

子どもたちと家族と農園、自分のために、
この畑でしっかり稼がないとね(稼ぐ=働く=生活する=生きる)。
正直、愚痴りたくなる時も多々あるけれども、
ま、負けない。

こんなにも多くの方々からいただいたご厚意を、
野菜やハーブ、ブルーベリー達で恩返しできるよう、より一層努めて参ります。
来季は本格復帰いたします。
コロナ禍の不安な毎日だからこそ
「彩り畑からちょっぴりわくわくをお届け」できるように
小さな農園ですが、野菜を待ってくれる人が一人でもいれば頑張ります。
助けてくださった方に恩返ししたい。
正直疲れるし大変な作業もありますが、野菜を届けることが楽しみです。
農業を仕事にできて良かった!
みなさま、ありがとうございます!


年末年始、寒波で冷え込みますのでどうかあたたかくしてお過ごしください。
2021年のみなさまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
コロナ禍の不安が晴れますように

モーニング娘。の「I wish」より
『晴れの日があるからそのうち雨も降る』
長い目でみて、2020年は、雨の日だったのかな、と。
『全ていつか納得できるさ』
そういえるように、小さくても頑張ります。

歌詞
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きりり農園
田口明香

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