健やかな人間関係を築く「NO」の力 ─ 『自分を守る、相手を想う』

自分のためか、相手のためか──依頼を断る瞬間の本質的な選択

　
突然の依頼。
精一杯応えたい気持ちと、自分の限界との葛藤。


今まで私は、罪悪感に縛られていた。
「できない」と言うことは、相手を裏切るような、悪いことだと思い込んでいた。
時間も体力も不足しているのに、無理をしてでも応えようとしていた。


しかし、真の気づきは「断ること」の本質にあった。


実は、無理をして中途半端な対応をすることは、
相手にとっても自分にとっても、最善の選択ではない。


今は違う。こう考える。


「あなたのため」に、誠実に限界を伝える。
それが、本当の思いやりであり、愛情なのだと。


たとえ依頼主が怒ろうと、私は自分の最善を尽くした。
だから、自分を責める必要はない。


この境地に辿り着けるのは、
自分の軸がしっかりしていて、
自分を大切にできているからこそ。


「誰かの役に立ちたい」「助けたい」──
この純粋な感情は、実は危険な落とし穴を秘めている。


一歩間違えれば、
支配的で不健全な関係に巻き込まれ、
自分の尊厳を徐々に削られていく危険性がある。


だからこそ、この視点を持つことが重要なのだ。


自分を大切にすること。
それは、相手を本当の意味で尊重することに繋がる。


今日、あなたは自分の人生の主人公として、
堂々と「NO」と言う勇気を持つことができる。​​​​​​​​​​​​​​​​


今頃になってようやく気がつきました。
そうなりたい。
あなたにもそうなって欲しい。