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温活で冷え改善には、本当にベジタリアンが良いのか?

冷えは健康の大敵!ではどうしたら良いの?


冷えは万病の元と言われ、実際に、体温が1度下がるだけで免疫力や代謝が低下し、病気にかかりやすくなったり、肥満やむくみ、便秘、肌荒れに繋がったりすることもあります。

冷え性を改善するにはどうしたら良いのか?

体を温める温活のために、使い捨てのカイロを使ったり、靴下を重ねばきしたり、こんにゃく湿布をしてみたり、重ね着をしてみたり色々あると思います。

ですが、日々の食選び・食習慣が実は大きく関係しているのです。
ここをしていかないと、ずーっと何かしらの処置をし続けなければすぐに体調悪化に繋がってしまいます。逆に、食選び・食習慣をちゃんと知って実践していけるようになると、特別な処置なくても体温は上がります。



私の実体験から気がついたこと


生まれた時からアトピー・アレルギー体質の私は、肌改善のために色々してきました。最初は肌に直接触れるものである、衣類・化粧品・洗顔剤・洗剤などを変えていきました。

大人になり、会社勤めをし、一人暮らしを始めて数年で、肌が急に悪化し、胃炎と椎間板ヘルニアを併発し、病院が良いが始まります。風邪をいったひくと蓄膿症になることが度々ありました。

一人暮らしを始める前の学生の頃には、すぐに生活できるようにするために、3年ほどかけて、料理教室に通い、色々学び、調味料・調理道具・食器選びにも気を配って準備万端のつもりでいました。

なのに、悪化してしまったのです。

なんで?

ストレスが大きな原因ではありましたが、今の知識から振り返ると、食選び・食習慣が健康であり続けるためのものとは大きく違っていました。グルメな有名人のおすすめの調味料なら良いとか、テレビの流行にのった健康情報に日々振り回されていたのです。

その後、会社は他にも理由があり、転職をすることになり、以前から興味の高かった製菓の道へと方向を変えていきます。

製菓専門学校では、こだわりの素材、添加物フリーのものを主に使うので、体に良い、健康に良いと思い、毎日手作りをして一生懸命勉強をしていました。毎日が充実して楽しかったこともあり、体調はとても良かったです。

ですが、

転職を機に、結婚、また学校卒業後、非常勤講師を2年ほど勤めたときに子供を妊娠して、仕事を辞めることにしました。妊娠・出産は順調でしたが、子育てが想像以上に大変、でも、アトピー・アレルギーは子供達にはそれほどはっきりした症状はなく、日々のケアで健やかに育っていたと思います。

そんな中、2011年3月11日、震災にあいます。茨城県つくば市に住んでいるため、震災の影響で断水・停電・放射能汚染に悩まされ、それまでの平穏な暮らしが一変してしまいます。

毎日パニックと、子供達のこれからの健康を考えると、不安と恐怖で一杯で狂いそうになっていました。

そんな中、以前から少しづつ学び始めていたマクロビオティックをちゃんと学んでみようと始めます。玄米菜食の食生活です。

さらに、同じ年にアサクラオイルの朝倉玲子先生からオイルの材料のオリーブの栽培方法、抽出の仕方、輸送の違いなどをお聞きして、かなりの衝撃を受けました。長女妊娠中につわりがひどかった時に自然療法でお醤油を使っていたので、その時から調味料は伝統的な製法の調味料を使うようにはしていましたが、油の選び方の基準が大きく変わるきっかけになりました。

玄米菜食と調味料で、始めてすぐに体温が上がるのを体感できました。体温計を使い、脇の下ではかる方法で、確かに体温が上がりました。冷えが改善、温活できて、これで調子良くなると思ったものです。

その2年後、南インドに夫の赴任とともに、家族で移住することになりました。1年中20℃以上の温かい気候。暑い時は40℃を超えるほどの南国の気候です。そこで過ごすだけで、体温が上がります。毎日汗をいっぱいかいていました。インドのスパイス料理も良かったのでしょう。PM2.5汚染は日本に比べ物にならないくらい深刻であるし、水道水も飲める状況ではない環境なのに、夫の花粉症や喘息は1ヶ月で治ってしまいました。

インドにいる間に、是非身につけてみたいと思い、ヨガスクールに通い、インストラクターの資格が取れるコースを受講し始めます。週3日、子供をアメリカンスクールに送ったそのあしでヨガスクールに行き、終わると同時にアメリカンスクールへお迎えに向かい、子供たちが日本人学校で勉強している間に、図書室でヨガのノートまとめをし、帰宅したら、習ったことのヨガアーサナをやり、寝落ちするという毎日。

300時間のヨガコースを終えるころ、インドの手相セラピスト(Palm Analyst)に診ていただく機会がありました。

今でも衝撃ですが、セラピストの方からこんなことを言われたのです。

食事に気をつけて、ヨガもして、これで完璧と思っていたのですが、、、

実は、

『体の表面は温かいです。ですが、体の中心が冷えています!!気をつけてください!』

温活がちゃんとは出来ていなかったのでした…

そうなんです、

インド南部のタミルナドー州は鶏肉は食べるのですが、豚肉・牛肉はあまり食べないためお店にもほとんど置いてないのです。買いに行くのもなかなか出来ず、お肉をあまり食べていなかったのと、ベジ料理がとても美味しいのでそれで良いわと思っていたので、あまり動物性の食をしていなかったのです。

今振り返ると、そのことが原因で体の中心が冷えたままになっていたのだなと思います。

体の中心部分は体温計使い脇の下で測る方法では分かりません。ですから、夏になれば、エアコンで体が冷えるし、冬は使い捨てカイロなどが手放せないでいたのです。


ベジタリアンでは真の温活は出来ない


分子栄養学の学びをしていると、穀物菜食では真の健康になるのは難しいと感じます。

動物性のもの、肉、魚介それぞれに特徴があり、栄養素も違ってくるため、両方の栄養がとても大切だなと気が付きます。

また鉄分補給には、鉄分豊富な野菜もありますが、野菜と肉には含まれている鉄分の形が違うため、体への吸収のされかた、利用のされ方が大きく違います。

私たち人は動物性のもの、植物性のもの、両方をバランス良く食べていくことが、温活のためにも、様々な病気の予防のためにもとってもとっても大事で大切なことなんですよね。

ベジタリアンでも温活せずに過ごせるようにするためには、不足してしまいがちな栄養をサプリメントのような形で補給する必要があると感じてます。

自分の体の状態を血液検査などできちんとチェックして、足りない栄養はなんらかの形で摂っていかないと難しいのではと思うのです。そうではなくて、食だけでと思うならば、色んなものをバランス良く食べることがとても大切です。

75年代の食事が一番健康に良かったとか、動物性と植物性の両方をバランス良く食べていることが圧倒的に大腸がん発病リスクを下げたとか、最近の研究結果もそのことを証明してくれてます。


加工食品診断士としての学びや、分子栄養学の学びを経て今に至ります。

ベジタリアン寄りの生活を辞め、動物性のものを意識的に摂る生活に切り替えました。ファスティングを昨年は4回行ったので、その準備期間と回復期間は限定でベジタリアンになりましたが、この食習慣を始めてから、肌のどうしても抜けなかった痒みは抜けて、夏のエアコンがよく効いたレストランで半袖にスカートで膝掛けなしでも全く冷えを感じない程に冷えが改善しました。この寒い時期に使い捨てカイロ全く必要ないです。

温活の為の処置が全く必要なくなりました。

食選び・食習慣はほんと体に大きく影響を与えています。思いこみでしてしまうこと、個体差に合っていないことはやめて、真の健康につながる食選び・食習慣をしていきませんか

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