徳島不思議百物語　第6回「牛馬を殺す牛打ち坊、UMAチュパカブラとの関連は!?」

第6回　牛馬を殺す牛打ち坊、UMAチュパカブラとの関連は!?

　新町で開催していた妖怪やUMAが出没する異色アトラクション「阿波幻獣屋敷」が8月30日で大団円を向かえた。当初「四国徳島でやるなんて無謀、人間も集まらないでしょう」「絶対に大ダメージを食らう」という否定的な意見も多かったが、実際にふたを開けてみると、毎日押すな押すなの大行列で8千人弱の観客動員であった。

　プロデューサー・山口敏太郎としても 一 安心であったが、まだ10月5日、6日のミステリーシャワー秋の陣「怪獣映画祭」もあるので、ぜひ今後も徳島の町おこし「ミステリーシャワー」を楽しみにしてもらいたい。それにしても、徳島は人の心が熱いし暖かい、やはり一番頼れるのは郷土である。これからも、徳島をどんどん盛り上げていきたい所存だ。みんなの想いと力を貸してもらいたい。

　徳島の妖怪のうち他の地方に類例を見ない妖怪伝承がある。それが徳島県北部地方で有名な「牛打ち坊」である。牛馬を害する妖怪で別名「牛飼い坊」「牛々入道」、佐那河内村では「疫癘鬼（えきれいき）」とも言われる。この妖怪があまり他の地方で類例のない特殊な妖怪なのだ。