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総会終了報告とインターン生の活動報告

第23回定期総会終了

6月11日(日)、びーのびーの第23回定期総会が終了しました。今年は3年ぶりとなるリアル開催となり、新横浜にある伊藤研修センターをお借りして100余名が一堂に集まりました。
朝早くから集合した運営スタッフにより着々と準備は進められ、定刻通りの開催となりました。

奥山理事長の挨拶

四部構成で行われた今回の総会は第一部では議案の承認、第二部では各事業の一年間の報告がありました。びーのびーのは7つの事業所と事務局から成り、普段はなかなか横の繋がりがないという実態があります。年に一度の総会で各事業の取り組みを知り、共通認識を持つ重要な場となっています。第三部では中期計画の進捗発表があり、第四部は開設から3年経ったCOCOひよしの変遷がクイズ形式で発表されました。

第三部では中期計画の一環として行われた新しいビジョン・ミッションの発表の時間がありました。このビジョン・ミッションが完成するまでのプロセスはまた別途綴らせていただきますが、当日発表された新しいビジョン・ミッションはこちらです。

この言葉にたどり着くまでに、ビジョン・ミッション作成メンバーが数々の候補を出し、思いを出し合い、議論に議論を重ねました。実は「子育てを誇りに」という言葉は、びーのびーの創設当初の定款に入っていた言葉です。それを知ってなおビジョン・ミッション作成メンバーの心に突き刺さりました。まだまだ誇りに思うにはほど遠いと感じてしまったからです。それならば誇りに思える社会を目指したい!と強く思い再びこの言葉をビジョンとしました。

「私」を誇りにという言葉には今の社会情勢が反映されています。びーのびーの創設当時に比べて育児は母親だけではなく、家族や周りの方も一緒に行うようになってきました。だからこそ「私」の幸せを考える視点が持てるようになってきたこの良い傾向を継続したいと思い、この言葉を入れました。

「私」というのは何も子育てをしている人のことだけを指しているのではありません。子育てをしている人もいない人も、誰もが多様性を受け止め、認められる場があれば、自然に「ありがとう」が巡っていく社会になるのではないか。そのためにびーのびーのが人と人をつなぐための一つの役割を果たせたと思います。

総会にて新たなビジョン・ミッションを発表する各事業からの代表者

ビジョン・ミッションが発表されたり、新任役員や新入職員の紹介とワクワクすることもありましたが、長年理事として伴走してくださった白瀧さんの理事退任という残念な発表もありました。

理事を退任される白瀧さん(右)とちいさなたね保育園の安江園長(左)

びーのびーのらしい、笑いあり涙あり、子どもの泣き声ありの総会となりました。ここからまた想いをひとつにして、『こども真ん中社会』に向けて邁進していきます!

地域remix 前野

インターン生の成長とびーのの成長

びーのびーのでは毎年インターン生を迎えて活躍していただいています。
今回はインターン生として2年目になる牧野はるかさんについて、メンターからご紹介させていただきます。

幼稚園児の頃から幼稚園教諭になりたいという夢があったという牧野さんは長年想い続けている夢に向かって勉強中の大学3年生です。
彼女の言動から、家族や友人をとても大事に想い、また想われ成長してきたんだなと感じる場面に触れることも多々あり、そこが活動の原動力なのかなと思います。学生の大事な時期をすごしていく中で学業とアルバイトと忙しいくも両立しながらインターンの活動を続けてくれています。

インターン活動1年目終了報告会にて 緊張しながら実践を語る牧野さん

そんな牧野さんに1年間活動してみての感想を聞いてみました。

「びーのびーのは“地域”を大切にしています。私は今まで地域の人や行事と関わる機会が少なかったため、地域と関わっているびーのびーのの取り組みが新鮮でした。びーのびーのは乳児からシニアまで様々な人と関わり、多くの取り組みをしています。このようなびーのびーので1年間活動し、様々な人との関わり方や、社会から求められていることなど、広く知識を得ることができました。」

大変だった!よくわからなかった!などの感想はではなく、まじめな感想に彼女の人柄がでていると感じました。小学校から高校まで一貫校で過ごしたことで多くの人と出会う機会のある大学生活がとても新鮮だと話していたのを思い出しました。

昨年度はインターン生自身が企画から準備、実施まで一連の流れを経験する取り組みがあり、牧野さんも節分の季節に合わせ、鬼の工作やひろばで鬼退治ができるようなコーナーの作成を企画しました。スタッフルームで一人黙々と、段ボールで鬼の製作をしていたのですが「何でひとりでやっているの?ひろばで親子と一緒にやったらいいのに」とスタッフからアドバイスをもらうと「そうか!一緒にやっていくんだ!」と気づき、新聞紙を丸めてガムテープでぐるぐるにする豆の作成はひろばでみんなで実施していました。

牧野さんの企画で盛り上がる親子

初めから「みんなを巻き込んでやっていくといいよ」と伝えておくことは簡単ですが、親子を巻き込みなが実施することの良さや効果など、経験しながら学んでいってほしいという思いがあり始めから伝えませんでした
そんなメンターの想いもすぐに感じ取って、理解していく牧野さん。吸収力がすごく、振り返りの視点ではすぐに次に繋げていこうという思いが伝わります。
毎月、メンターとインターンとのオンラインで振返りの時間を持っていますが、彼女の考え方や思考に触れながら、メンターも関わりを反省したりこうしたらよかったかなと考えさせれる大事な時間となっています。

以前、インターンを受け入れている団体との交流会に参加した際に学んだことですが、インターン生が求めていることは「自分自身の成長」だそうです。この1年でとても大きな成長を感じ、メンターの私もびーのびーのも一緒に成長させてもらっていることに感謝しつつ、これからも法人の一員としての活躍を期待しています。

どろっぷ副施設長(メンター) 白石



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