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恐怖ノート

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私の実際に経験した恐怖体験。
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#コラム

夜叉神峠の亡霊〜夜明け〜10(了)

ポケットを弄りありったけの金を握り出して祠に置いた。 そして、おでこに合掌を合わせ、擦り…

「夜叉神峠の亡霊」〜撤退〜8

村田は男の忠告を聞かなかった。 「今すぐ静かに山を下りなさい……」 結果的に私も村田と同じ…

「夜叉神峠の亡霊」〜遭遇〜7

私たちは夜叉神峠小屋を目指し重たい腰を上げた。立札に左と書かれている道を、書かれた通りに…

「夜叉神峠の亡霊」〜洗礼〜6

獣道は想像をはるかに超えて過酷なものだった。息は乱れ、呼吸法は己の鍛錬不足を痛感するほど…

「夜叉神峠の亡霊」〜入山〜5

家出をしてから3日目の朝になった。 村田と2人でホテルをチェックアウトしたのが早朝6時。店は…

「夜叉神峠の亡霊」〜準備〜1

1988年の夏、私と村田はある計画を実行した。 あの夏に体験した不思議な出来事は32年を経った…

「夜叉神峠の亡霊」〜出発〜2

前日は興奮して眠れなかった。生まれて初めての家出に緊張と不安が無い混ぜに絡まった。 計画がバレたらどうなるのか?バレるとしたら何が綻びの原因になるだろう。 バレた時の家族の気持ちはどうだろうか? 警察に捕まるのだろうか?捕まったらどんな刑罰が待っているのか?命を失う可能性もあるだろうか?南アルプスに安住の地は存在するのだろうか?私たちの立てた計画に落ち度はないだろうか? 計画を企てた犯人が、実行前夜に想起する心持ちが少しだけ解ったような気がした。 ふと、蝉の鳴き声に気がつくと

「廃アパートの呪詛」後編

私の涙目の訴えで、どうにか村田と浦川を説得することができた。 とはいえ、2人ともそうとうに…

「廃アパートの呪詛」前編

村田と遊ぶようになって2ヶ月が経った。 その頃から私の身体にはある異変が起ころうとしていた…

「洋館の妖しい住人」恐怖ノート 其乃二

運動会は無事に終わった。 優勝は逃したものの、あの日々の充実感は記憶に刻まれている。 村田…

「霊感少年との不思議な出会い」恐怖ノート 其乃一

1987年、夏休みの余韻も薄らいだ穏やかな初秋の放課後、僕は彼に出会った。 10月中旬に運動会…