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恐怖ノート

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私の実際に経験した恐怖体験。
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#短編小説

「夜叉神峠の亡霊」〜跳躍〜9

我々は完全に追い詰められていた。 だからと言って、警察から逃亡しているわけでも、下手を打…

「夜叉神峠の亡霊」〜撤退〜8

村田は男の忠告を聞かなかった。 「今すぐ静かに山を下りなさい……」 結果的に私も村田と同じ…

「夜叉神峠の亡霊」〜遭遇〜7

私たちは夜叉神峠小屋を目指し重たい腰を上げた。立札に左と書かれている道を、書かれた通りに…

「夜叉神峠の亡霊」〜洗礼〜6

獣道は想像をはるかに超えて過酷なものだった。息は乱れ、呼吸法は己の鍛錬不足を痛感するほど…

「夜叉神峠の亡霊」〜入山〜5

家出をしてから3日目の朝になった。 村田と2人でホテルをチェックアウトしたのが早朝6時。店は…

「夜叉神峠の亡霊」〜甲府ステーションホテル〜4

眩しい陽射しがカーテンの隙間から射していた。部屋の埃が、差し込んだ陽射しの強い太陽光に、…

「廃アパートの呪詛」後編

私の涙目の訴えで、どうにか村田と浦川を説得することができた。 とはいえ、2人ともそうとうにビビっていたから、説得には20分ほどの時間を有した。 浦川はわかる。 婆ちゃんに脅しとも取れる恐ろしい過去を知らされた。 首吊り自殺をした悪霊によって、隣のビルの倒産や一家心中の噂を耳にした後だ。 「あそこには絶対に近づくな」 そう婆ちゃんにいわれた矢先の出来ごとだったから、明らかに狼狽している浦川は、むしろ正しい怯えにみえた。 意外だったのは村田だ。 あれほど霊に関してはベテランの域に

「廃アパートの呪詛」前編

村田と遊ぶようになって2ヶ月が経った。 その頃から私の身体にはある異変が起ころうとしていた…