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インフラ業界の人手不足について(発注者のDXの目的)

皆様、こんにちは。k.isanです。
私は現在社会インフラ関係のお仕事をしています。

さて、早速ではありますが、本日は

インフラ業界(ガス、水道、電力、通信)の人手不足

について言及していきたいと思います。

まず、こちらの資料をご確認ください。

こちらの資料は国土交通省が掲載しております
『建設投資見通し』『建設業許可者数調査』のグラフになります。

上記グラフから分かる通り
1992年以降、建設投資は減傾向
・1997年以降、就業者数は減傾向
となっています。

インフラ系の民間会社も同様で、ここ数年
民間会社の発注量については減少傾向であり
また、毎年毎年、発注単価もコストカットされ
ています。

先日、施工会社であるA社とお話をする
機会がありました。

発注者は、人材不足について
どこまで危機感をお持ちなのでしょうか?

A社は、長年元請会社との関係があり
施工人材の確保を行ってきました。

しかし、発注者からの発注量の減少、
発注単価のコストカットの影響から
元請会社にも影響があり、
下請けの施工会社であるA社にも影響があるとのことです。

A社は、発注単価が安く
賃金を上げたいけれど上げれない。


安い賃金だと若手が入ってこない。

従って、民間の工事離れになり
必然的に公共工事を行なっている。

民間会社の発注者の皆さん。

今、末端の施工班の確保は
難しくなっている状況です。

下請け会社さんも、儲からない仕事はしません。
儲かるところにシフトしていってます。

一度シフトすると、中々戻ってこないですし
戻ってくる必要も無いと思っています。

発注者の皆さん、本当に施工会社が不足している状況に危機感をお持ちでしょうか?

発注者が施工現場のDX!DX!
発注単価のコストカット!コストカット!

となっていませんでしょうか?

DXを行う目的が発注単価の
コストカットではなく

発注者、元請会社、施工会社を含めた人手不足の解消を目的に
という事を行って頂きたいものです。

以上、最後までお読み頂き有難うございました。
週間的にインフラ業界の現状、DXについて
記事をアップロードしていきますので、
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