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笑ってはいけない事件簿

いつもいきなり本題から書いている気がしたので読者の皆様にお馴染みのネタを前振りし、マイルドに話を進めてみようと思い立った。「わかる〜」的に読者の共感を呼びイイネ!を貰うには心臓に悪い話や動画を日々投稿していることは自覚している。

さて。ダウンタウンのまっちゃんこと松本人志氏の性加害疑惑がふいに沸き起こり、刑事事件として起訴されないまま中途半端に叩かれている。

芸能人のスキャンダルはよくあることだが、妙なことに「ダウンタウンで笑ったことがなかった」という明らかに嘘のツイートが多数流れて来た。まるで量産型低級霊のように。

「この人達さらっと綺麗事言ってるけど『絶対に笑ってはいけないシリーズ』観ても笑わないのかな?」とかなり疑問に感じた。

「格下芸人いじりが全然笑えなかった」という人もいたらしいけど、ならそういう人達が何を観て笑っていたのか気になる。鳥肌実?いやいや君達「ホップステップ玉砕」くらいしか知らないでしょ。

「朝鮮半島は今や負け犬根性一色でございます(後略)」で本当に笑ってた?

鳥居みゆきのDVD「ハッピマンデー」は持ってるけど連合赤軍ネタにボカシ入ってたの知ってる?

まあ、テレビ絶対やれないネタを持ってる芸人さんは他にもいるのでこれくらいにしておく。

ネット情報はインフルエンサーWannabeな偽予言者の便所の落書きがぱっと見9割なのであんまり信じちゃいけないのに流されてしまう人は結構多い。

もし松本人志氏が某民主政党寄りの発言をしていたら、性加害ごときで引退寸前まで追い込まれなかっただろう。

「ごとき」と書いたけど坂本龍一自身が海外で強引にナンパした話をラジオで公然と話していたのを聞いたことがあるし、実際に彼にナンパされた女性の話も聞いたことがあるのでそう思ってしまう。

ただ、北海道で39歳から55歳の男性が少女に睡眠導入剤を飲ませて性的暴行した件には「また北海道か」と寒気がした。大人の男の情報網でターゲットを探した計画的過ぎる犯行なのだろうが、これも加害者が全員日本人だからネットで叩かれているような気がする。

私は「犯罪は犯罪」という視点から法的に起訴された刑事事件について日々Twitterで言及しているが、特定の人達の利益や不利益など被害者達の苦しみや怨念に比べたらメルカリで売ってる藁人形程度にしか考えていない。

その藁人形達が黙殺している事件がつい最近テキサスのヒューストンで起きている。7人の男達がショッピングセンターのトイレで2歳児ふたり(報道では性別不明)を輪姦し、ダークウェブの個人招待制フォーラムでその模様を撮影した動画を公開したらFBIに摘発されたという衝撃的かつ理解に苦しむ事件。

主犯のアーサー・ヘクター・フェルナンデス容疑者29歳は女性2人から子供を預かっていた。たまにあるのだが、女性達は何が起こるのか理解した上で麻薬代欲しさに子供達を容疑者に預けたのだろう。

フェルナンデス容疑者のInstagramはまだ現存している

そして、フェルナンデス容疑者はInstagram自己紹介で🌈マークを使いゲイだと主張している。

おそらく男の子だったであろう被害者の2歳児達がなにをされたのか想像したくもない。

英語圏では当然衝撃的なニュースとして扱われ、ネットでも話題になったこの事件を英語力自慢のあの人やあの人が知らないはずもないのだが、ニュースとして取り上げたのが保守系メディアだったこと、そして容疑者達がゲイだった(普通に考えてヘテロが犯行に参加するはずもない)からか妙に配慮され日本では全く話題にならなかった。

この手の現象は今に始まったことではなく、日本では日本人男性が起こした性犯罪のみに需要があるらしい。

深刻な犯罪は当然それだけではないので奇妙な偏りを感じる。

例えば、ラオス海外出稼ぎで有名になった金三角経済特区の支配者趙偉(ジャオ・ウェイ)は昨年末米当局から2回目の制裁措置を受けた。米国の趙偉憎しはかなりのもので、彼の組織から米国に麻薬か何かが流れたなと想像がつく。

趙偉が日本人だったら猛烈に日本マスコミも「人身売買と麻薬取引元締めだ!」と叩いただろうが、趙偉は一帯一路政策に忠実な黒龍江省出身の中国人なのでその悪行は黙殺されている。

日本人が日本語情報を優先して読むのは自然なことだが、外国語情報も注意して見ていないと変な方向に流されてしまう。ホスト売り掛けは問題かもしれないが現時点では犯罪ではない。しかし麻薬取引は掛け値なしに犯罪。

去年日本に密輸された覚せい剤700kgの出所はうやむやになっているがミャンマー産のものが中国マフィアにより持ち込まれた可能性が極めて高い。趙偉の組織の犯行かもしれないが、そこは警察の捜査に任せることにする。

今年は何が話題になるのか分からないが、もうすぐ2021年2月1日に勃発したミャンマークーデター3周年になる。

その前に民主派が「ひとつの中国政策支持」を公言してしまったので日本のミャンマー民主派推進派も例年通りに「ミャンマーに民主主義を!クーデター政権を支援しているのは日本政府だ!」と言いにくくなったらしい。

もともと、香港、台湾、タイの民主活動は無視してミャンマー民主派だけを支援していたのでおかしな人達だなとは思っていたが、kk園やシュエコッコ経済特区などの中国マフィア巣窟からミャンマー民主派に資金援助が行っていたことが判明してもそれについての言及が無かったので「この人達は親中派なのか」と察しがついた。

親中派なのは個人の自由なので構わないが、ミャンマーにスーチー政権が復活したら日本はODAを要求され、地雷撤去は自衛隊が担当することになる。こんな間抜けた役割をさせられるのはいつも日本なのだ。

スーチー氏はもう78歳。政権が復活しても長期安定政権にはならないだろう。だがそれ以前に中国はミャンマーの内戦状態が慢性化したほうが兵器も売れるし前述した詐欺園区も維持しやすいので都合がいいらしい。

詐欺園区に巣食う振り込め詐欺団の被害者には日本人も少なからずいて、多少込み入った話も聞いているが、例えば加害者処罰を中国に日本政府が要求しようとしても外交問題になり、日中友好の四文字が壁になるのでひどく難しい。

笑ってはいけないというより、笑えない話が数珠繫ぎで出てくるのでこれくらいにしておくが最後に。

「権力者を笑うのがお笑いなんだよ、ダウンタウンは違うんだよ!」と力説している人がいたので心温まる話を書いておく。

バイデン大統領がコロラド州の空軍士官学校卒業式で転んだ時、聡明この上ないブリンケン国務長官は用意しておいた丹下段平コスで「立て、立つんだジョー!」と励ましていたそうだ。そのハートウォーミングな逸話を聞いた全米が泣いたという。

お後がよろしいようで…ブリンケン国務長官を見ているとマンガ「鬼灯の冷徹」の鬼灯を思い出すのは私だけだろうか。


ついでこれ↓を宣伝しておきます。読むだけでスクールカーストが上がるとマクドでたむろってたJKが筆者にも予想外の効果を言ってました。

記事作成の為、資料収集や取材を行っています。ご理解頂けると幸いです。