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神保町古書店街散策のススメ

スケジュール帳で自分の行動を見ていると、私のプライベートは荻窪・阿佐ヶ谷・中野・神保町のどこかにいることが分かった。もし私が逃亡しても、この4ヶ所を張り込んだらすぐに捕まるだろう。
荻窪・阿佐ヶ谷は居住地の周辺、中野も自転車で行ける距離だが、神保町だけは電車で30分ほどかけて向かう。御茶ノ水・秋葉原など、神保町の近くで仕事がある場合は、2時間ほど早く家を出て神保町を散策する。目的はただ一つ。世界最大級の古書店街『神田神保町古書店街』を歩きたいからだ。今回は、そんな私の愛する神保町と古書店街の楽しみ方について。


①どのジャンルの本を探しているのか予め決めておく
神保町には約130店の古書店があると言われている。古書店といっても、チェーン展開している古本屋とは違い、個人商店でそれぞれの本屋に専門にしているジャンルがある。私の場合、演芸・芸能・テレビ・サブカルチャーなどの本を主に探しているので、そういった本を取り扱っている古書店を主に見て回っている。闇雲に入って、本と奇跡の出会いをする可能性がないとは言い切れないが、前もって「こういった本を探したい」と目的を決めておいた方が楽しい。書店ごとにどのようなジャンルの本を扱っているのかは神保町古書店街のサイトから確認することができる。
https://jimbou.info


②勇気を出して入る
古書店街には、扉を開けるのに勇気がいる店も多い。いや、かなり多い。しかし、①で述べたように、予め「この店に行くんだ」と決めておくと、その一歩を踏み出しやすくなる。一歩入ってしまえば、のんびり店内を見て回ればいいし、ほしいものがなかったら何も買わずに出ればいい。しかし、神保町の古書店は頻繁に売られている本が変わり、訪れるたびに新たな本当の出会いがあるので、いつか必ず目的に合う本と出会うことができる。
また、お店に足繁く通っていると、店主の方が話しかけてくれることがある。店頭に並べてあるほかに倉庫にも本が保管されているので、話しているうちに「こんな本ありますよ」と持ってきてくれることがある。私の場合だと、昭和の喜劇王・古川ロッパの本を眺めていると、店主の方が最近入荷したと『古川ロッパ昭和日記』全4冊を倉庫から出してくれた。「ちょっと持ち合わせがなくて…」と言うと、「今度、お店のセールがあるのでそれまで倉庫に置いときますよ」と、私が買いに来るまで保管しておいてくれた。まだ読めてないけどね。


③食事を楽しむ
神保町は古書店だけではなく、ラーメンやカレーの激戦区として知られ、おいしい店が多い。古書店の130に続き、カレー専門店は約60店舗あるらしい。とにかく何かが一ヶ所に集まる土地である。貧乏性の私は、あまりそういったグルメを楽しむことはなく、牛丼チェーン店で腹を満たすことがほとんどだが、先日、TBS『人生最高レストラン』で加藤茶さんが紹介していたラーメン屋『きたかた食堂』は食べに行ってきた。太麺を頼むと予想を超える太さのラーメンが出てくるので興味がある方は一度行ってみてください(写真を撮る習慣がないため、どんなお店か気になる方は調べてみてください)。


そんな私は仕事のついでに今日も神保町に行き、いろいろ古書店を物色してきた。体が二つあったら、荻窪と神保町に住みたい。

最近、神保町で購入した本。

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