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「独善的」のはなし。

そもそも、私は人の話を聞くのに向いてない。
相手に没入してしまって、相手と同じ場所に立ってしまう。

それは専門的な状況としては「代理受傷」と言い、バーンアウトの原因となるし、それらを避けるために一線を引いていないといけないのだ。
それは、相手に対しても大切なことで、相手と自分の境界を理解させることで、自分自身でも線を引くことができるようになる。

それが相手にとって学びの場となるので、大切なことである。
でも、私にはできない。できていない。

独りよがりにやみくもになってしまうのは、
ただの自己満。自分のわがままだ。
いつだって、どんな願いだって、かなえたいとおもう。
それが、ダメなことだと言われるのなら、私は、きっと、ダメだ。

会いたいとか、声が聞きたいとか、そんな理由でいたら、ダメなんだ。

それなら、あの人を苦しめているのは、他でもない、私だ。

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