イメージ以前にあるもの
昨日、「イメージが鮮明であればあるほど」で、服を作るときの鮮明なイメージの役割を書いてみた。
服に限らず、絵を描いたり、造形物を作ったり、料理を作ったり。
人が自分の外側にあるものに対して何らかの手を加える行為を施すとき、鮮明なイメージを明確に持てることが、それを現実にする可能性を高めるのだと思う。
そしてもう少し、このことを遡って考えてみた。
鮮明なイメージ持つことの前に、「こうだったらいいな」と思う欲求が存在する。心の欲するところを知る、という過程があるかもしれない。
その欲求があるところで、それを満たすかたちをイメージし、鮮明になったイメージをかたちにする手段を考える。
服作りでいえば、紙やパソコンでパターンを作るのかだったり、布地や道具を選んだり、組み立て技術を選んで、そしてそれらを使って、手を加えて変化を加えて形にしていく。
この作業は、あくまでも欲求だったり、イメージがある上に、存在するもの。
服に限らず、何かを生み出す秘訣は、欲求だったり、イメージから始まることを忘れてはいけないのかもしれない。
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