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「実用最小限の進歩」を重ねる|『エッセンシャル思考』

今回は『エッセンシャル思考』から、実践したいことを紹介します。

エッセンシャル思考とは「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方です。

本当に重要な「やるべきこと」だけを見極めて、大事なこと以外は断る。そうして努力の方向を絞ることで、エネルギーを集中することができ、遠くまで進むことができます。

自分の選択によって、正しいことだけをやっているので、毎日楽しく、質の高い仕事ができるようになります。

自分の時間とエネルギーを最も効果的に配分し、重要な仕事で最大の成果を上げるのが、エッセンシャル思考の狙いです。

非エッセンシャル思考の人は、どれも大事だと考え、全てをこなす方法を考えようとします。お願いされたことは断れず、期限が迫ると根性でがんばろうとする。その結果、何もかも中途半端に終わり、努力の割に成果が出ず、疲れ切ってしまいます。

そうではなく、エネルギーの使い所を必要最小限にすることで、いちばん重要なものごとにおいて最大の成果を上げる。エッセンシャル思考を身につければ、正しい方向に努力を重ねることができるようになります。

「エッセンシャル思考」3つのステップ

エッセンシャル思考を実践するためのしくみを以下3つのステップで紹介されています。

①見極める技術

多数の瑣末なことのなかから、少数の重要なことを見分ける。

②捨てる技術

多数の瑣末なことを容赦なく切り捨てる。

③しくみ化の技術

努力せず、自動的にエッセンシャル思考を実現する。

私が実践したいと思ったのは、

  • PART「しくみ化の技術」
    - 第17章 前進 小さな一歩を積み重ねる

から「最小限の進歩を積み重ねる」です。

最小限の進歩を積み重ねる

①モチベーション継続をしくみ化

心理学の研究によると、人間のモチベーションに対してもっとも効果的なのは「前に進んでいる」という感覚でだそうです。

小さくても前進しているという手応えがあれば、未来の成功を信じらるので、そのまま進み続けようという力が生まれます。

また心理学者のフレデリック・ハーズバーグは、人の意欲を高める2つの主要因が「達成」と「達成が認められること」であると説きました。

「日々のささやかな進歩」こそがやる気を引き出し、高いパフォーマンスを可能にしてくれるのです。

日々「進歩している」という手応えが得られるしくみをつくれば、自動的にモチベーションを維持しながら、高いパフォーマンスを発揮できるというわけです。

コツは小さく始めること。少しずつでもいいから結果を出して、地道な進歩を促進するのです。成功は次の成功を生み、やがてそれらは飛躍的な成功へとつながっていきます。

最初から高望みをして途中で挫折したら、何も残りません。

②「実用最小限の進歩」を設定する

では、どうすれば日々「前に進んでいる」という感覚が得られるのか。

それは「実用最小限の進歩」を設定することです。

「重要なことをやりとげるために、最低限意味のある進歩はなにか?」を考え、それを日々実践するのです。

たとえば著者は、本書を執筆するにあたり、アイデアの切れ端をツイッターで公開することを最小限の進歩に定義したそうです。もしも反響があれば、それをブログ記事に発展させた。

この小さな進歩の繰り返しによって、自分のアイデアと人々のニーズとの接点を少しずつ探っていったと言います。

これを私も取り入れようと思い、簡易版としてTwitterでの投稿を始めることにしました。

実践方法

この連載において「重要なこと(目標)」と「必要最小限の進歩」を考えてみました。

  • 重要な目標:月25本の更新

  • 意味のある進歩:毎日本を読み、実践するポイントを1日1本記事にする

しかし本の内容やページ数によっては、その日のうちに記事の完成までは至れない可能性もある。

それでは「最低限」とは言えないので、一歩前の段階として、

  • 本1冊読み、実践するポイントを決めて、Twitterに投稿する。

を「最低限意味のある進歩」に設定しようと思います。

これであれば、毎日確実に実践でき、なおかつ意味のある進歩になります。

反響があるものを優先的に記事化したり、コメントをいただいたらそこに重点を置いた説明や補足を追記したりできます。

これを実践できれば「前に進んでいる」という感覚が得られるため、モチベーションを維持しながら、連載を継続できるはずです。

1ヶ月やってみた結果

noteやTwitterでの毎日投稿を継続していた時期は、非常に効果的でした。

「実用最小限の進歩」を設定したことで、毎日「これだけは終わらせよう」というエネルギーが湧き、高いモチベーションで取り組めたためです。

しかし継続していく中で、「これって本当に『実用最小限の進歩』かな?」と疑問を抱いてしまった結果、継続が困難になりました。

「最低限これだけ終わらせれば大丈夫」というタスクが、「これを終わらせることって本当に意味あるか?」「目標達成に効果のないことに時間を消費しているのでは?」と感じるタスクになってしまったのです。

そのため今一度「実用最小限の進歩」を見直したいと思います。

3月は、「1日1冊、耳読する」を「実用最小限の進歩」に設定します。

「耳読」というのは、「Kindle Unlimited × 読み上げ機能」や「Audible」を利用した読書です。

これまでは紙の本での読書が中心でしたが、『勝間式 金持ちになる読書法』で勧められていた「耳読」を実践したところ、とても便利だったので積極的に実践しています。

どちらも読書量を増やすためにとても有益なサービスで、自信を持ってお勧めできるので、自分でしっかりと活用しながらメリットやおすすめ本を紹介していこうと思います。

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