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毎朝15分「ひとり戦略会議」を行う|『うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか』

「実践読書」14冊目は、『うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか』の中から、実践するポイントを紹介します。

本書は、成功者たちの「朝時間の使い方」の秘密について教えてくれる一冊です。

【課題】
毎日仕事に取り組んではいるものの、なかなか成果が見えない。「朝時間」を有効活用して、成長軌道を描けるようにしたい。朝の時間には、具体的に何をすればいいか?

なぜ朝時間を有効活用するべきなのか?

なぜ朝時間を活用すべきなのか、それは以下3つの理由からです。

  1. 朝は「意志力」が満タンだから

  2. 朝は気分が楽観的になるから

  3. 朝は他人からの邪魔が入らないから

1.朝は「意志力」が満タンだから

フロリダ大学心理学教授のロイ・F・バウマイスター氏の研究によって、意志力は筋力と同じで、使いすぎると疲弊することが明らかになりました。

なぜ成功者たちが朝時間を活用しているのかと言えば、それは朝のほうが「意志力」がたっぷりあって、自分を律することが必要な作業をこなしやすいからです。

私たちは一日を通してつねに何らかの形で意志力を使っています。だから時間が遅くなるほど意志力は疲弊し、集中力の持続時間が短くなっていくのです。

またバウマイスター氏の研究によると、「意志力のエネルギー源は一つしかない」ので、仕事や家庭の区別なく、自分を律する力が必要な活動をするとどんどん消耗されていきます。

朝の時間はまだ意志力とエネルギーが残っているので、内なる動機が必要な活動や、すぐに見返りが手に入らないような活動であっても、前向きに取り組むことができるのです。

「大切なことは朝一番に」と言われるのは、この「意志力の在庫」という考え方が根拠になっています。

2.朝は気分が楽観的になるから

しっかりと睡眠をとった後の朝なら、意志力の在庫はたっぷりと残っているため、気分も楽観的になります。

朝の空気は気持ちよく、新しいチャンスに満ちているため、なんでもできるような気分になります。朝の時間を活用することで、自分が正しいことをしていると感じ、前向きな態度を身につけることができます。

成功者たちは、希望に満ちた朝の時間の大切さを知っているため、頭を使わないルーティン作業で浪費したりはしないそうです。この時間を活用すれば、多くのことを達成できるからです。

3.朝は他人からの邪魔が入らないから

シンプルに、朝の方がスケジュール的にも邪魔が入らないから集中しやすいという点もあります。

朝から活発に動き回る人は少ないため、その分、余計な邪魔が入りづらくなります。

集中力が必要な仕事は朝にしたほうがいいと言われるのは、この「邪魔が入らない」という要素が大きな理由になっています。

朝時間には何を習慣化するべき?

成功するためには、朝の時間にどんなことを習慣化するべきなのでしょうか。

朝の習慣に適しているのは、「先延ばしにされやすく、時間を決めなくてもかまわないもの」そして「意志力がないとできないもの」だと著者は言います。

つまり

  • 面倒くさくてやりたくないけれど、それでもきちんと続けていれば、長期的に大きな見返りがあるような活動

を習慣化するのです。

具体的には下記3つのような活動です。

  1. キャリアの発展につながる行動ー戦略を練る、集中力の必要な作業

  2. 豊かな人間関係につながる行動ー家族や友人に最高の自分を提供する

  3. 自分を育てる行動ー運動、瞑想など精神面を整えること、創造的な活動

このような意志力や集中力が必要なことを朝の時間に行うというのが、成功者たちが実践している秘密です。

注視すべきなのは、意志力が必要な行いでも、一度習慣化してしまえば、その後は意志力に頼ることなく継続できるようになる、という点です。

「自分を律する力が強い」とされる人たちを調査したところ、宿題をする、時間通りに登校、または出社するといった意志力が必要な場面でも、意志力を使っていないということがわかりました。

つまり成功している人たちにとっては、それらの行動は単なる習慣でしかなく、そこに意志力は必要ないのです。

「物事を習慣化するには、最初のうちは意志力が必要だが、習慣になってしまえばもう意志力は必要ない」「習慣になれば、考えなくても体が自然に動く。そのため、意志力の消費量も少なくなる」とバウマイスター氏は述べています。

たとえば歯磨きにせよ読書にせよ、それが習慣になっている人は、歯を磨くことや本を読むことによって意志力が消費されることはありません。

成功している人たちは、他の価値の高い行動も、歯磨きと同じように朝の習慣にすることで、意志力を消費することなく実践しているのです。

これは非常に重要なポイントです。成長や成功につながる「価値の高い」行動を、習慣にして意志力を使わずに行えるようになれば、自動的に(エフォートレスに)成功への道を進むことができます。

朝時間に「戦略を練る」習慣をつける

最近は「週40時間しか働かない」を実践するために、およそ以下のタイムスケジュールで仕事をしています。

  • 7:30 起床

  • 8:30 仕事開始

  • 12:00 昼食

  • 13:00 仕事再開

  • 17:30 仕事終了

まずはこの連載を軌道に載せるべく、仕事の時間はひたすら本を読んで記事にまとめるという作業を繰り返していました。

しかし一週間やってみて、このまま淡々と更新していくだけでは目標達成不可能だなと思いました。(未だに単品購入者もマガジン購読者も1人もいない状況です💦)

ということで今後、8:15(仕事開始の15分前)〜8:30までを「ひとり戦略会議」の時間として、これを習慣にします。

実践方法

具体的には、以下のことを行います。

  • スマホに仕事開始のアラームを設定し、ラベルに「ひとり戦略会議」と記載。

  • アラームを止めたらすぐにiPadのノートアプリを開き、戦略を考える時間を取る。

    1. 前日の振り返り。改善点を挙げ、思いつく対策を書き連ねる。

    2. 自分の強みを分析。仕事にどう活かせばいいかを考える。

たとえば今朝の「ひとり戦略会議」では、以下の改善点を挙げました。

  • 記事の冒頭に「課題」を追加する。
    「なぜこの本を選んだのか」がわかるようにして、同じ課題意識を持つ方に興味を持ってもらえるようにする。

  • コピーライティングの技術を学ぶ。
    「ほしい」「購読したい」と思ってもらえるような商品の作り方や、文章の書き方・伝え方ができていないため、神田昌典 さんの『コピーライティング大全』でそれを学ぶ。

  • 1つのタスクに費やせる時間を制限する。
    連載用の記事を書くだけでは成長が見込めないので、読書&執筆を効率化し、他のことに取り組める時間を捻出する。

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