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スマホで「すきま時間」を埋める|『最大化の超習慣』【堀江貴文】

「実践読書」12冊目は、堀江貴文さんの新刊『最大化の超習慣』です。

本書は、堀江さんが仕事のパフォーマンスを最大化するために実践している「習慣術」をまとめた一冊です。

帯と「はじめに」に書かれている、「ほくのメソッドをここまではっきり、踏み込んで述べるのは初めてだ」というコピーに惹かれて購入してみました。

が、正直なところ過去の著書に書かれている内容とほぼほぼ変わらず、むしろ各テーマに関する説明は、それよりも少ない印象を受けました。文字数も少なく余白も多いので、あっという間に読みきれます。

堀江さんの本は、読んでいて前向きになれ、やる気が湧いてくることに価値を感じているので、内容の重複や文字数に関してはあまり気にしないのですが、帯のコピーからの期待値と比べるとうーん…というのが正直なところです。

とはいえ私の場合、1冊の中からひとつでも新しく実践しようと思えるものが見つかればいいというスタンスなので、本書からもそのポイントを紹介します。

それは、第3章「時間コスパ」を最強にする習慣のなかで語られている「すきま時間」の活用法についてです。

スマホで「すきま時間」を埋める

これらもおそらく過去の著書に書かれている内容かと思います。

ただ、当時読んだときは「すきま時間にやれることなんて限られてるし、すきま時間は休憩や気分転換に使ったほうが有効活用できるだろう」なんて考えていたんです。

しかし今の自分は、「すきま時間」をスマホでの仕事に充てることがいかに重要か痛感しています。

「美女読書」はWordPressを使っており、WordPressはスマホでの操作性が悪いため、スマホで記事を書こうという気になりませんでした。

他のメモアプリなどで書いてからコピペすることも試したものの、それも非効率でストレスだったので、結局はパソコンで書いていたのです。

しかし最近、noteのエディタがバージョンアップしてものすごく使いやすくなったため、スマホでの執筆をすきま時間に行うようになりました。

だからこそ堀江さんの薦める「すきま時間の活用法」はとても参考になり、さっそく取り入れて実践することにしました。

「がんばって仕事してるのに、どうしても締め切りに間に合わない」「もう少し時間があったらもっとちゃんと仕上げられたのに…」と考えてしまうことってありますよね。

これに対し、堀江さんは

  • 「時間をかければいくらでもブラッシュアップできるのはあたりまえ

  • 「すべての仕事には期限がある。期限内の成果があなたのすべて。あなたの実力だ」

と喝破します。

そして、「時間がないと嘆いている人は、すきま時間に対する意識が低いからだ」と指摘します。

たとえば

  • 移動時間

  • つぎのアポまでの空き時間

  • 相手が遅刻している時間

  • ランチを注文してテーブルに届くまでの時間

  • 病院での診察の待ち時間

このように、予定と予定のあいだには必ず「すきま時間」があります。私たちの日常はすきま時間だらけなのです。

5分、10分、15分。その細切れの時間を合計すると、1日でそうとうなものになります。このすきま時間を活用できるかどうかが、時間のコスパをを高めるカギとなります。

すきま時間にデートはできない。家族サービスもできない。でも仕事はできる。すきま時間はぜんぶ仕事のタスクで埋めてしまえ。

『最大化の超習慣』(p.93)

堀江さんがすきま時間を有効化するうえで心がけているのは、以下の2点だそうです。

  1. 仕事を細切れに「タスク分割」する

  2. 「すきま時間」のまえに、処理タスクを決めておく

①仕事を細切れに分割すること。

一つ目は、あらゆる仕事を細切れにして、「すきま時間」にいつでも手をつけられるようにしておくことです。

堀江さんは、1つの仕事を1つの塊として扱うのではなく、細切れに分割して扱っているそうです。

なぜなら、1つの仕事を一気にまとめてやろうとすると、他の仕事が圧迫されて手つかずになり、気づけば「もう期日まで時間がない!」という事態を招いてしまうから。

細切れに分割しておけば、すきま時間の程度によってその都度そこに相応しいタスクを当て込むことができ、あらゆるすきま時間を隈なく使えるようになります。

そして複数の仕事を細切れに同時並行で進めるので、期日が迫ってあたふたするような仕事自体が存在しなくなります。

タスクのバラエティをつくっておけば、すきま時間の程度によってそれを振り分けられるので、より有効活用できるというわけです。

そうやって複数の仕事を同時並行でこなすマルチタスクこそ、時間コスパを最強にするすべであると言います。

たとえば、自著の原稿チェックは(よほどの余り時間がないかぎり)1章ごとに処理しているそうです。またイベントの下準備なども、あれこれ思い悩むまえに、目先のすぐ手のつけられるタスクから随時、スタッフにぽんぽんと指示を送っていると言います。

細切れしたタスクをどんどん同時並行で処理しているのです。

②「すきま時間」の前に、処理タスクを決めておく。

もう一つは、すきま時間が来る前に、あらかじめそこで消化するタスクを決めておくということです。

すきま時間に入ってからタスクを選ぼうとすると、どのタスクにしようか迷っている間に終わってしまうからです。

たとえば堀江さんは、

  • 「あそこでの車の移動時間が20分か、ならその車中で原稿チェックだな、と事前に決めておく」

  • 「午後のあのミーティングとつぎのミーディングの合間が10分。であればそこで、昨日送られてきた例のプロジェクトの進捗を確認してスタッフに指示を出しておこう」

といった具合で、「今日のあのすきま時間にはあれをやろう」と前もって予定立てしているそうです。

これは正直意外でした。常に大量の仕事を抱えてらっしゃると思うので、すきま時間ができる度に、重要度や緊急度の高いものから臨機応変に処理してるのだろうと想像していたからです。

実践方法

ということで、私は上記のメソッドを以下のように実践しようと思います。

①すきま時間を洗い出す。

私の場合、ざっくり以下のすきま時間が日常で発生します。

  •  移動時間(15〜30分)

  • 次の約束までの空き時間(30分〜1時間)

  • 相手が遅刻している時間(10〜30分)

  • ランチを注文してテーブルに届くまでの時間(5〜10分)

  • レジやお店に並んでる時間(1分〜10分)

②タスクを分割する。

スマホで完了できるタスクは、以下のようなものがあります。

  1. メールやLINEの返信

  2. 情報取集(SNSやニュースアプリ)

  3. 読書(Kindle)

  4. 記事の構成をつくる

  5. 記事執筆

  6. 記事確認

  7. SNS投稿

これまで「すきま時間」は主に「メールやLINEの返信」「情報取集」に使ってきましたが、今後は3〜7のタスクを積極的に処理していこうと思います。

また各タスクはさらに細分化できるので、1つのすきま時間にすべてを終わらせようとするのではなく、「導入文だけ終わらせる」「最初のパラグラフだけチェックする」のように、時間に合わせてタスクを再定義して処理しようと思います。

③どの「すきま時間」に何をするかを決めておく。

タスクによって適した時間は異なるので、時間に合わせて取り組むタスクをざっくりと決めておきます。

  • 1分〜10分以内の場合

    1. メールやLINEの返信

    2. 情報取集(SNSやニュースアプリ)

    3. 読書(Kindle)

    4. 記事の構成をつくる

  • 10分以上の場合

    1. 記事執筆

    2. 記事確認

    3.  SNS投稿

【1ヶ月やってみた結果】

※2月末に追記予定。

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