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美心 ーbijinー #0.11〜40の節目〜

茉莉花:40って節目になるんだね。


みさこ:私にとっては、39歳目前でパート先でリストラ対象になったことは、大きな転機だった。自分の舞台だと思って張り切ってやってきたのにつまはじきされちゃうと、ここは私の居場所じゃなかったんだなって冷静に思えるよね。


茉莉花:ここって自分の居場所じゃないって思うけど、ほとんどの人は目先のことがあって決められないよね。


みさこ:そうだね。親の世代とかだと「こらえ性がない」っていう言葉で片付けられちゃうと思うけど、私の中でこらえることは美徳ではなかった。私は常にもっといい方へ、いいと思う方へ行きたいっていう気持ちがあったかな。


茉莉花:それを経て、生き方改革ということにつながるんだね。


みさこ:そうだね。それまでは衝動的にもっとよくしたい、もっとよくしたいって気持ちで進んできたけど、全体的に自分の人生を振り返るってことがなくて。リストラを目の前にして「私の生き方なんかおかしい」って思い立ち止まったことから、自分の人生を振り返って見直すことができた。そのときに茉莉ちゃんの数秘や、中国の占術「紫微斗数(しびとすう)」に出会って勉強することで、全体的に自分ってものを知って選択肢も変わってきた。


茉莉花:生まれ持ったものとかね。


みさこ:そういうのを活かして生きた方がもっとスムーズなんじゃないかなって思うよね。だからずっとパズルは未完成だよね。


茉莉花:それがいいのかもね。


みさこ:完成しているように見える人にはすごく憧れるけどね。でもやっぱり未完成でも悪くはないよね。ワクワクできるし、まだこれからどんな展開が待っているのかなって。人生のハプニングを待っている。どういい方に転がっていくのかなって。いい方に転がっていくことしか考えてない(笑)


茉莉花:うん、うん、大事、大事。


みさこ:それと、どう転んでも立ち上がれる自分を知っている。それが私の強みじゃないかなって思う。


茉莉花:立ちあがれない人も多いからね。


みさこ:負けず嫌いってとこが立ち上がる力につながるのかな。負けたまま終われないみたいな。


茉莉花:自分の望む人生を手に入れたいならすごく大事な要素だよね。


みさこ:最初から望んだ人生を手にしている人ってあまりいないじゃん?だいたいの人って大器晩成にできているのかなって。


茉莉花:そうそう。人生の転機ってだいたいみんなたくさんあるもん。


みさこ:リストラ対象になっていろいろ人生を見直した時に、これでいいんだって、身軽になった。私は私って。どんな人の声ももういいやって。


茉莉花:今また転機だよね。


みさこ:そうだね(笑)思わず二人目を妊娠して。自分の人生を想像したときに、4人家族になるというビジョンを一度も持ったことがなかったから、ある意味、未知。茉莉ちゃんも人生の転機を迎えるにあたって、どう転がっていくかな。


茉莉花:みさちゃんと一緒で、まあ楽しんでいこう、じゃないけど。


みさこ:うん、うん、そうだね。30代の頃はまだ甘かったなって思う。まだ生半可だったなって。まだ何かを語るには早いよって(笑)


茉莉花:茉莉ちゃんは32で会社員辞めてから、働く時間を変えていろいろ自分で始めたけど、それはどう?よかったと思う?


茉莉花:うん、よかった。自分で思っていた以上に自分の視点で物事を見ていた。自分と同じような境遇ではない人をどこかちょっと生きるステージが違う人だなって。プライドも高くなっていたし。会社の中で一番事業規模が大きい部署で専務の秘書とかやっていたし、井の中の蛙じゃないけど。


みさこ:そうなんだね。


茉莉花:40歳も転機になりそうな気がする。いつからかまた自分を隠して生きるようになってきちゃって、むつみさんと取材させてもらったときに、私が本当にやりたかったことって、クリエイティブな事だって気付いた。子どものころから好きなこと。創作、創り出すということ。実際、生活を考えると現実を見ないといけないと思って心理のことをやってきたけど、それはそれで好きだけど本当にやりたいことって、もっと表現することだったりするなって。


TEXT MISAKO


美心プロジェクトInstagram: http://instagram.com/bijinproject88
プロジェクトメンバー:藤城 茉莉花山田 みさこ


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