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初めての転職で味わった屈辱と希望

こんにちは!
今日は「初めての転職活動」をテーマに、私の原体験をベースにお伝えできればと思います!
1回目の転職活動はかなり大変だったのと、転職してからも軌道にのるまで絶望的な日々を過ごしていたのでw

特にこれから社会人になる方や、20代若手の方々に参考になると嬉しいです!


初めての転職活動は散々だった

簡単に私の経歴です!

新卒で入社した近畿日本ツーリストは3年ちょっと働きました。
まさかの配属が新潟となり、友人もいない環境でよくやっていたと思います。w

もともと「修学旅行の企画」に興味があり、その領域で近ツリはパイオニア的な企業であったため入社を決めました。入社前にリーマンショックで減給/ボーナスカット、仕事に慣れてきたら震災でまた減給/ボーナスカットで仕事は本当に大変でしたが「旅行」という誰もが好きな商材を扱う仕事はすごく楽しかったです。

3年間やり切ったので、次はもっと広い世界で仕事がしたいと思い、転職活動を始めます。

転職活動を始めたとき、以下3つの転職エージェントに登録をしました!

  • リクルートエージェント

  • マイナビエージェント

  • インテリジェンス(現:パーソルキャリア)

業界を代表する大手転職エージェントですね!
新潟という土地で仕事をしながら、、、だったので電話でキャリアカウンセリングを受けます。

当時はWEB面接なるものはなく、面接は毎回東京に新幹線で行ってましたw
薄給だったのですぐにお金も足りなくなり、会社の労働組合にお金を借りて転職活動をしていました。(確かその時に10万くらい借金をした気がします)

しかしその活動を通じて良い会社と巡りあうことができず、お金もなくなったので一旦転職活動を休止します。
仕事をしながら新潟にいる状況で転職活動はできない」という結論に至り、最後まで仕事をやり切り、退職して新潟→神奈川に戻ってきたのです。

エージェントによっては、「〇〇ヶ月で転職が決まらなければ転職サービスを継続できない」ということもあったので、転職活動を再開した時には全く求人を紹介してくれなくなりました(涙)

そんな中、マイナビエージェントのキャリアアドバイザー(Hさん)だけは、転職活動を始めた時から親身になってくれ、転職活動を再開した時も是非!ということで、改めて対面でカウンセリングを受けさせていただきました。

その方は「本質的に求職者目線で仕事をできる方」で、とにかく求職者の思考や経験を分析し、どんなキャリア形成をしていくことがその人にとって最良であるかを本気で考えてくれる方でした。その人のためになるのであれば、他の会社が紹介した企業でもそっちの方があなたにとって有益だからと平気で言える方です。(自社には利益が上がらない)

実は転職エージェントって、キャリアアドバイザーガチャ的な要素があって、優秀なキャリアアドバイザーが担当してくれるかどうかが結構重要だったりします。会社というよりはキャリアアドバイザーの資質みたいな要素が重要だと思っています。

そんな経緯から、

  • この人(Hさん)と一緒に働いてみたい

  • 人材業界ってすごく人生のターニングポイントに貢献できる仕事だ

と思うようになり、人材業界で転職活動を再開することになります。
色んな人材業界を受けましたが、結果的に「マイナビエージェント」か「MS-Japan」の2択に絞り、最終的にご縁があったMS-Japanにお世話になることとなりました。

転職してからの屈辱や葛藤

今でこそ東証1部上場のMS-Japanですが、私が入社したタイミングは20名〜30名程度のベンチャーでした。管理部門に特化した人材紹介業をメインに、会計士や弁護士など優秀な人材の支援をしています。

当時では少しグレードが高い職位でオファーいただき、年収は上がりやる気はマンマンです!業界は違えど、3年間とにかく死に物狂いで働いた経験はきっと通用する!と本気で思っていました。

ところが、入社してから全く売り上げを上げることができませんでした。タコり続ける毎日です。
※業界の用語で、売上ゼロを「タコる」と言ったりします。

先輩には迷惑をかけ、毎日上司には詰められ、同期はどんどん売上を上げていき昇格していきます。挙げ句の果てには3ヶ月連続タコってしまい、試用期間は延長され、まさかの降格処分を経験します。人生で1番屈辱を味わった瞬間でした。

そのタイミングで社長に飲みに連れて行っていただいたとき、これからの夢を聞かれました。
一緒に飲んでいた同期の人事は「教科書に載るようなことをやってのけたい」と言っていて、「ヤバい、かっけー」と内心思っていたことを覚えています。

私はというと「世界一周をしたい」と答えて、社長から「夢が小さい!」とゲキヅメされましたw
それはもう詰められすぎて、普通に泣きましたw 同期の人事(女性)は引いていました。

そしてそのまま終電をなくし、神楽坂の漫画喫茶で一夜を過ごし普通に出勤しましたw
※翌日、社長にお礼をしたとき「頑張れよ!」と何事もなかったように言ってくれて嬉しかった🥲

しかしながら4ヶ月連続でタコったタイミングで色々とメンタル的にキツくなり、とうとう2度目の転職活動を検討します、、、。以前お世話になったマイナビのHさんに連絡をし、改めて対面でカウンセリングをしていただきました。


この業界は自分に合っていない


この経緯をみたら誰もが「逃げ」と気付くと思いますが、当時の自分はそれくらい追い込まれていました。
「自分はもっとできる。本当は経営とかやってみたい。起業しようか。飲食のコンサルとか良いかもしれない。営業よりも企画の方が向いている。」

こんな哀れな発言をする私に、Hさんは叱咤してくれました。


「考えが甘すぎる。人材はそんな簡単に結果が出る仕事ではない」


ただの求職者に、なかなかそこまで言ってくれるキャリアアドバイザーは少ないと思います。

普通に考えたら、求職者とキャリアアドバイザーという立場であり、また転職支援をすれば会社にとって利益があがります。(そもそも転職できなかったかもしれませんが。苦笑)

結局、Hさんにアドバイスをもらい、仕事を続けることにしましたが正直納得はしていませんでした。
「自分の人生は自分で決めるもの。他人が口出しして責任を取れるものではない」と心の中では思っていたからです。自分が「この業界は合わない」と考えるのだから、それが正解では、、、?と。

そんなモヤモヤした思いで仕事をしていた中ですが、入社して4ヶ月で初めて成約をすることができました!!しかも誰も開拓できなかった大手総合商社の口座を開き、大型の成約をすることができたのです。

その2日後にさらに成約!!こちらも全然決まらない超難しい案件でした。
初めての予算達成をすることができ、それから毎月連続達成をし続けて、賞を獲得したり、再度昇格をすることができました。

色々とありましたが、ブレずにやっていたことは、
誰よりも朝早く会社に出社し、最後に会社を退社する」ということ。とにかく仕事量にこだわっていました。

茅ヶ崎〜飯田橋に通勤していたので、朝5時半に起床し6時に家を出る生活を毎日続けていました。

努力の量だけは、絶対に社員の誰にも負けないとずっと継続して、愚直に業務に取り組んでいました。顧客に最大限時間を投下していたのです。

大手総合商社を開拓したときも、決裁者に電話やメール、手紙を送り続けてなんとかアポを獲得できたからチャンスが巡ってきました。その後は何人も優秀な人材を採用いただきました。(本当に優秀な人ばかりだったので、今も活躍していると嬉しい)

そして何より、経営者や人事、求職者と向き合って仕事ができるようになったかなというのがちょうど4ヶ月くらいでした。

花開くまで時間がかかりましたが、成果が出ない努力の時間はずっとタネを植えていた期間だったと原体験から学ぶことができました。今でもこの考え方は自分のルーツになっています。

そして何より、道を誤りそうになったとき、正してくれたHさんには本当に感謝しています。
※ちなみに今も飲み仲間として、10年以上の長い付き合いとなっています!笑

乗り越えた先に見えた希望

入社していきなり降格処分という屈辱を経験し、色んな苦悩と葛藤を乗り越えた先には「希望」がありました。

常に高いプレッシャーがある状況で濃密な時間を過ごし、優秀な方々と仕事をさせていただき、同僚とは公私ともに最高に楽しい時間を過ごすことができ、何より「人生のターニングポイントにダイレクトに関わることができる」仕事は、シンプルにやりがいがありました。

最後2年間は横浜オフィス開設に伴う責任者として立上げを牽引し、MS-Japanでの仕事に幕を閉じます。

そして4年間やり切って退職するときも、会社の皆が応援をしてくれました。
(当時は「福岡で起業する」と意気込んで辞めましたがw、色々とありスタートアップでチャレンジすることにしました)

今でも、当時のメンバーとは定期的に酒を交わしており、色んな領域でチャレンジして活躍しています!

先述した「自分の人生は自分で決めるもの。他人が口出しして責任を取れるものではない」は、あながち間違えていなかったと今では思うのですが、「逃げ」た先にはもっとハードルの高い(苦しい)環境が待っているので、そこを許容して選択できるかということに尽きると思っています。

どんな人生にも困難な道は必ずありますが、一人の選択や意思決定だけでは正しい選択ができないケースも多いと思います!転職は、人生のターニングポイントなので信頼のできるキャリアアドバイザーと関係を持っておくと良いですね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

※自身の運営ブログにて記載したものを加筆修正して投稿しております。

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