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できない子はビールを飲む note版

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4000銘柄以上のビールを飲んできたビール愛好家が書いてる感想兼備忘録の何か。300銘柄を超えて400へ。
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#フルーツビール

リンデマンス・TAROT NOIR 【ビールの覚書】

来たよ!リンデマンスさんの新商品のフルーツランビックが! 発売を知ったときから、首を長くして待ってたよ。 リンデマンスはベルギーの自然発酵ビール「ランビック」の醸造所。 伝統的なランビックだけでなく、少し捻った面白いコンセプトのビールも醸してくれる。日本でも手に入りやすいのが有難いね。 ※ランビックは培養酵母ではなく野生酵母で発酵させるサワーでファンキーなビールだ。解説すると超長くなってしまうため知らない人は自分で調べて欲しい。 今回リリースされた「TAROTシリーズ」

ファーンデールプロジェクト・チェリーアラモード(サワーエール)

可愛いチェリーパイに惹かれて、ラベル買いしたビール。 クリームの乗った可愛いチェリーパイ。 周りに散りばめられたチェリーとバニラと何かの葉っぱ。 銘柄名は「チェリー・アラモード」で「サワーエール」 アラモードは「現代風」という意味でサワーエールってことは、酸味強めのケトルサワータイプかな。 後は酸味と甘さのバランス、酸味とフルーツのバランスがどうなるか。 そこが焦点になってきますわな。 はい!チェリーたっぷりで甘酸っぱいタイプ。 俺の好きなやーつ! チェリー特有の甘酸

ホップジャパン・いちごとカシスのゴーゼ

尖ってない。尖ってないけど美味い。そんなゴーゼ。 ホップジャパンはレギュラー銘柄に「あぶくま」ブランドを冠しているブルワリーで福島県田村市の「グリーンパーク都路」という自然公園内にある。 オートキャンプ場も併設しているので、いつか泊りがけで飲みに行きたいものだ。 閑話休題。 ゴーゼは塩と乳酸発酵が特徴のドイツのスタイル。 ドイツスタイルよりアメリカ風に飲みやすくしたタイプが人気。 今回の銘柄もアメリカ風。 原料のイチゴは福島県大熊町産で、カシスは地元の田村市産。 ビ

DD4D・BUDDHA'S HANDS

仏手柑──ブッシュカンって果物をご存じです? 私は知らんかった。 柑橘類の一種でシトロンの変種?らしい。 wikipedia先生によると "可食部が少ないので生食には向かず、観賞用にするか砂糖漬けとかマーマレードにする"とか……なるほどなぁ。 仏手柑は「仏陀の手(の柑橘)」という意味で、英語でもBuddha's hand。 そのままやん。 その仏手柑を使うビールが、DD4Dさんから出るっていうじゃないですか。 超飲みたい! しかし、去年(2022年)買おうとしたら即売

掛川ビール・柚子ホワイトサワー

2022、年の瀬も差し迫る12月の末も末。 静岡は掛川ビール直営店「ファニーファーム」へ行ってまいりました。 まぁ色々なとこに行ったのですが、その道中で。 友人Iさん曰く「掛川ビール直営店は幾つかありますが、ファニーファームはお洒落なのでおっさん1名は浮くと思います(意訳)」 よっし!行ったろうやんけ! 確かに貼ってみるとクッソお洒落なランチスペースでしたが、俺は構わずに飲みメイン。ククク……悪魔的ビールクズ。 まずは軽い方からってことで、柚子ホワイトサワーをチョイス

ベヒモス フー トゥック ザ ジャム オウト オブ ユー ドーナッツ

銘柄名が長い!ブルーベリーのサワーエール。 Who Took The Jam Outta Your Doughnut!映画のセリフらしいです。知らんけど! それはともかく。ラベルの下の方には、 "BLUEBERRY JAM Doughnut SOUR ALE.”の文字。 ドーナッツ系かと思って飲んでみると……うーん、違うかな? ブルーベリーとブドウのフルーティーさ、酸味も落ち着いてるサワービールではある……けど。 甘さがあまり強くないから、ブルーベリージャムには思

ダガラード・デウィッテ

パッションフルーツとホップが効いた、軽快ウィートエール。 醸造所名がまず、読めないのだが? ま、それはともかく。 カナダのブルワリーさんですわね。 缶の上部に何か変なマークが描かれてる…… なんかキスしてますよ!?チュー!チューだ! …よく見たらパッションフルーツでした。 まぁその絵柄の通りパッションフルーツの味を主軸に置いたビール。 パッションフルーツの爽やかさ、軽い酸味、そしてトロピカル風味。 トロピカル感はレモンやパイナップルも加わってちょっと賑やかに。 ただ

ウッドミルブルワリー・ヘイジーバナナIPA

バナナはどこだ? 思ったよりオーソドックスで美味しいヘイジーIPA。 さて先日。国税庁が支援するオンラインビールイベントがあって、それでウッドミルブルワリーのビールセットを買いました。 前々から飲みたかったんですよねぇ、ウッドミルブルワリー。 そのセットの中で目玉的な扱いになってたのがこちらのヘイジーバナナIPA。 バナナとビールの組み合わせって不思議に思う人がいるかもしれませんが、バナナの香りがするビールって結構あるんですよ。 特にヴァイツェンとかが有名。 さらに言

ブリュースキ ストロベリー フラフ フォーエバー ゴーゼ

ビール飲みのヤベー友人から「絶対飲んだ方が良い」レベルでオススメされたビール。 なんやこのおじさん!! って思ったらBREWSKI。 おお、ゴーゼか。塩が効いて甘酸っぱいタイプか、新解釈の塩が効いてグビグビ飲んじゃうさっぱりするタイプは飲んだことあるけど……。 はい。 めっちゃ濃厚で、めっちゃ甘くて、めっちゃこってりしてる。 液体化したイチゴマシュマロというか、塩大福のイチゴ大福みたいだぞ苺!卍解だぞイチゴ。苺ましまろだぞイチゴ。 苺の風味がキッチリ出てるのも凄い。

霧島ビール 日向夏

霧島ビールさんは、焼酎の黒霧島つくってるとこです。 めっちゃ大手!焼酎は基本苦手な俺でも黒霧島はちょっと好き! 赤霧島かなり好き!茜霧島は……。の、ビール部門とのこと。 ビール部門は前からあったそうですが、ここ数年でリニューアルして抜群に美味しくなったとか。 アンバーをお取り寄せついでの6本セットにした中の1本。 日向夏を使った限定銘柄。 グラスに注ぐとホップとグレフルや伊予柑っぽい柑橘の爽やかな香り。 飲んでみるとフルーティー………というよりは、かなりライト。 ローモ

グウェイロ パッショナリー・レイト

香港の醸造所グウェイロのパッションフルーツのペールエール。 ベトナムのハートオブダークネス醸造所とのコラボ(らしい) フルーツビールってやつは、スタイルというか解釈がざっくりしすぎていて、飲んでみるまでわからんことが多くて困る。 つまり風味がめっちゃ前面に出ている「フルーツが主役主体」のビールもあれば、適度に味が出てるモルト・ホップとバランスを取ってるタイプもある。逆に全体に少しフレーバーを加えてる裏方タイプもある。 あとはまぁ、柑橘系でホップと一体化するタイプとかもあるけ

ファウンダーズ・グリーンゼブラ

まいど。ビールのお時間です。 みんな大好きファウンダーズ醸造所より、まがまがしいデザイン缶の入場だ!何を隠そうこのビール、ワイが個人で開いてるビール会(第20回)で 「うまい」「他のビールに風味が負けない」「美味い」「卑怯だけど美味い」と堂々の好評を得たビール。 その中身はゴーゼスタイルにスイカと塩を足したもの…。 あ、缶のデザインってそういう……(察し) 副原料に塩を使い乳酸発酵も行うゴーゼスタイルはアメリカで大人気になってますが、そこに「スイカに塩」が加わってる…とい

ローデンバッハ・アレクサンダー

復活したレジェンド。甘酸っぱく奥深いフランダースレッドエール。 今回はベルギーのローデンバッハ・アレクサンダー。 ベルギーのレッドエール(スタイルとしては「フランダース・レッド」などと呼ばれる)にチェリー果汁を加えたビール。 もともと季節限定品で名品として知られてたけど、終売になったためにビアジャンキーの間でレジェンドとなってたんですわ。プレミア価格も見たことあった……けど、わりと最近に復活した。こりゃ飲まにゃならん。といった流れ。 フランダースレッドエールらしいオーク樽

ナパルビア・フェアウェルトゥアームズ

「フェアウェルトゥアームズ(武器よさらば)」。 ナパルビアとイギリスのロンドンのビーバータウン がコラボしたシェリー樽で熟成させたケトルサワーチェリービール。梅酒っぽい。 綺麗なルビー色ですな。チェリーの香りと……梅酒のような香り。 味はサワー!…あ、ケトルサワーだ。けどもケトルサワー特有のストレートさがだけではなく、樽のような渋みや、木樽のようなな味わいがプラスされている、これが有り難い。チェリービール特有の少し鼻に強くフルーツの香りも緩和されてます。それに飲み口はあま