グウェイロ パッショナリー・レイト
香港の醸造所グウェイロのパッションフルーツのペールエール。
ベトナムのハートオブダークネス醸造所とのコラボ(らしい)
フルーツビールってやつは、スタイルというか解釈がざっくりしすぎていて、飲んでみるまでわからんことが多くて困る。
つまり風味がめっちゃ前面に出ている「フルーツが主役主体」のビールもあれば、適度に味が出てるモルト・ホップとバランスを取ってるタイプもある。逆に全体に少しフレーバーを加えてる裏方タイプもある。
あとはまぁ、柑橘系でホップと一体化するタイプとかもあるけどそれは置いといて。
そんなフルーツビールの中でも、パッションフルーツというのは中々難物なのか、風味が前面に出たのは見かけたことがなかったわけで。
まぁそもそも、普通の人はパッションフルーツそのものを味わう機会がそうそうないのかもしれんが。
今回のパッショナリー・レイトさんは、めっちゃ前面。
グラスに注いだ時から、パッションフルーツがバシバシ香っているし、口に含めば綺麗にパッションフルーツフレーバーが出ている。
これは嬉しい。
ール風味の方をパッションフルーツに寄せているのか、ボディに酸味があって、パッションフルーツ感が強調されている。
そのわりに糖がしっかりと切れているから、全体はベタつかずにさっぱり。スッキリとした味わいになってる。
フルーツとビールのフレーバー割合は、フルーツが9割くらいの勢いで面白い。ベーススタイルは「ペールエール」になってるが、印象としてはサワーエールのように感じる。
グウェイロ醸造所のビールは、スッキリした味わいが特徴だと思ってるが、このビールもやはり全体がスッキリとしているので、シュッとした南国フレーバービールとして楽しめて美味い。ときどき飲みたいまであるね。
グウェイロ パッショナリー・レイト
スタイル:フルーツエール、ペールエール
国:香港
醸造所:グウェイロ醸造所
原料:麦芽、ホップ、パッションフルーツ
アルコール度数:5%