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できない子はビールを飲む note版

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4000銘柄以上のビールを飲んできたビール愛好家が書いてる感想兼備忘録の何か。300銘柄を超えて400へ。
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記事一覧

ウエストマール・トリプル 【ビールの覚書】

クラフトビールについて本格的に沼ろうと思うなら、飲んでおきたいビールがいくつかある。飲んでおきたいというか、必須というかね。 ファウンダーズ・オールデイIPA、シエラネバダのPA、デュベル、ピルスナー・ウルケル、ブドヴァイゼルブドバー、ヒューガルデン・ホワイトなどなど。 日本ではスーパードライ、エビス、キリンクラシックラガー、よなよなエールがそのポジションだろうか。 「DAICONフィルムの帰ってきたウルトラマン」を見ずに「シン・ウルトラマン」を語れない(極論)のと同様に

なま角スモークオイスタースタウト【ビールの覚書】

オイスタースタウト。 牡蠣と黒ビールの相性が良いなら! 牡蠣そのものを使うしかないじゃない! そんな発想で作られたのがオイスタースタウト。 昔のビールのモノの本には書かれていたが本当だろうか。 牡蠣の殻をフィルターに使っていた技術からの発展とも聞いたが。 特徴としては全体的なミネラル味。 オイスター味そのものはしないが、何気に深いコク。 うっすら潮味がする(気もする)銘柄もある。 そして牡蠣の殻の酵素?の力で発酵力が強くドライになる(と、どこかで聞いた覚えがある)。

高尾ビール・OH!MOUNTAIN【ビールの覚書】

いきなりだが、登山が嫌いだ。 詳しく書くと罵詈雑言だらけのため省くが、ほんとに登山は嫌いなんだ。 そこで。 登山の良さを少しでも理解すべく、春の高尾山に登ってみた。 だって初心者向けらしいので。 高尾山にある無数の登山ルートの中から、登る人が多くて楽(らしい)表参道ルート(1号路)に挑戦。 ケーブルカーやリフトがあるらしいが自力で行くぞ。 対戦よろしくお願いします。 登るぞ登るぞ登るぞ登るぞ登るぞ登るぞ登るぞ登るぞ。 天候には恵まれ富士山(?)が綺麗に見えた。 ここま

玉村本店・インペリアルコーヒーポーター【ビールの覚書】

久しぶりに飲む玉村本店(志賀高原ビール)のビールは、やはり良い。 玉村本店さんは日本のクラフトビール黎明期を牽引した代表的なブルワリーの1つ。2015年~2019年あたりは、2週間に1回とか毎月のペースで飲んでた気がするけど、最近はちょっとご無沙汰。 最近は先鋭的なブルワリー/ビールを飲むことが増えたため、ちょっと飲む機会が減り遠ざかってる感はある。 今回は色々と飲んでる中で、絶対に外さない高品質で美味しいのを飲みたくなったためチョイス。玉村本店はコーヒービールにも定評が

KOBOブルワリー・プレミアントピルスナー 【ビールの覚書】

2024年クラフトビール・個人ランキングでベスト3の1本。 遠征中に立ち寄った店で購入し、ホテルで飲んだら旨すぎて驚愕。 あまりに感動したので、帰り道に同じ店に再訪して、また買っちゃったくらい美味い。 しかもピルスナーだ。 ピルスナーはクラフトビールブームの中で選ばれにくいスタイルだが、ブルワー&ブルワリーの技術力がはっきり出るスタイルこそピルスナーだと思っている。 ほんと良くできたピルスナーって旨いんだから。 飛ぶぞ。 てなわけで、KOBOさんのピルスナーは旨い。

Yマーケット・MABUSHI【ビールの覚書】

うなぎ!山椒!醤油! コンセプトは「ひつまぶし」! いいねぇ。 あたい、そういうトンチキなビール好きよ。 醸造所はどこかとラベルを見るとワイマーケットさんのビールだった。 あ~~~~そっかー。 だったら美味しいビール。 2度と飲むかこんなもん!タイプではなく、しっかり美味しく飲めるビールってことは確定的に明らか。 不味いビールを飲みたかったわけでもないが、ギリギリを攻めた評価分かれる的なのも好きだからなぁ(ネタとして)。 飲んだ場所は大宮のセレクトショップ「シャチ」

イエロービアワークス・ザ・イエロー 【ビールの覚書】

今回は福島県郡山市『イエロービアワークス』さんのビール。 農家さん(農業生産法人)がやっているブルワリーと聞いた気がする。 ちょっと車でないと行けない場所に醸造所&タップルームがあるから、車移動&ソロ活動の俺は訪問できないんだよなぁ。 な~んて、同じ事を思っていた人が多いのか、最近になって福島駅近くにタップルームができたらしい。Oh,グッドニュース。 今回は道の駅で缶を見つけたので有難く購入。 スタイルはジューシーペールエール。 どうでもいいが「イエロー」ってフレーズか

ディレイラブリューワークス・ゴールデンスプラッシュ 【ビールの覚書】

ゴールデンスプラッシュ! 娘娘黄金水! アホか!!! あまりにもバカだよほんとに。 メガネ娘チャイナに惹かれて手に取ったら銘柄名でドン引きしたよ! こんなアホなことするの、ディレイラブリューワークスしかおらんだろ、と思ったらやっぱりそうだった。 安定のディレイラである。 味はねぇ。 オロナミンC。というかレッドブル。あるいはデカビタC。 ま、とにかくそっち系。 エナジードリンク系。 そういえばラベルにも小さく Nanka Genki って書いてある。 やっぱ

ひみつビール・チンアナゴールド 【ビールの覚書】

とてもとてもゴールデンエールらしいビールで、何気に良いビール。 アメリカンスタイルのゴールデンエールは、尖ってこそいないけど名品多いよなぁ。コナのゴールデンエールも好きだし。スワンレイクのゴールデンエールも良い。 ひみつビールのチンアナゴールドも例にもれず、素直で柔らかい麦芽味が特徴だ。適度にフルーティーでスッとした飲み心地も良い。 ホップは爽やか系。 少しハーバルなこともあって芝生や稲わらのような風合いになってくる。 旨すぎず煩すぎず良い塩梅なので3リットル飲めそう

リンデマンス・TAROT NOIR 【ビールの覚書】

来たよ!リンデマンスさんの新商品のフルーツランビックが! 発売を知ったときから、首を長くして待ってたよ。 リンデマンスはベルギーの自然発酵ビール「ランビック」の醸造所。 伝統的なランビックだけでなく、少し捻った面白いコンセプトのビールも醸してくれる。日本でも手に入りやすいのが有難いね。 ※ランビックは培養酵母ではなく野生酵母で発酵させるサワーでファンキーなビールだ。解説すると超長くなってしまうため知らない人は自分で調べて欲しい。 今回リリースされた「TAROTシリーズ」

Yマーケット・DECORIAN【ビールの感想】

おお。ベルジャンブラック大好きなんだよ。 柑橘系フルーツビールも大好き。 大好きと大好きが合わさって最強に見える。 オランジェットが何か知らないけどままええわ。 いただきます! 最初に来るのは、ミカン風味&オレンジ系風味。 柑橘の中でもオレンジや甘夏系。ノットグレフル。 それとともに強いのがカカオ風味。 オレンジピールチョコだよこれ! ベルギー系スパイシー風味は……うん、わかんねぇなこれ。 スタウトって言われたら信じちゃう。 案外とスッキリしていて飲み口も軽め。

NAMACHAん Brewing・大黒屋さんのレモンケルシュ 【ビールの覚書】

春のNAMACHAんスタンドでいただいた銘柄。 春にしては相当暑い日に訪問した1杯目だったためこれをセレクト。 訪問の日やお店の感想はこちら。 スタイルはケルシュ(風)だが、輪郭の柔らかいケルシュではなく、レモン強めでかなり輪郭がはっきりしたシャープなタイプ。 メインになるレモンは青と黄色とイタリアンが混ざったような香り。 グラスからの上立ち香はそれほど強くないが、口に含むとレモン香がグググッと広がり、レモン果汁たっぷりの軽いサワーエールのような飲み味。 喉を超えると

Repubrew・CONIX Brut IPA【ビールの覚書】

こんなラベル買っちゃうでしょ! それにつきるって話なんですけど。 基本的にクラフトビールは樽>瓶・缶みたいな扱いをされがちだが、ラベルデザインを存分に楽しめるという点では、缶・瓶の方が優れている面もあるわけだ。 それをさらにひっくり返すNAMACHAんBrewingさんの店舗で展示されるデザインパネルみたいな存在もある。 さて、目の前のREPUBREWの話に戻って。 ビールはリパブリューの7周年銘柄で5年前に醸造したビールの復刻でもある。 ラベルデザインはイラストレー

パタゴニアプロビジョンズ・ロングルートIPA

パタゴニアがクラフトビールを売り出し始めたのって何年前だったっけ? クラフトビール界隈にそれなりの仰天ニュースとして、流れた気がするんだけどね。 「え!?あのパタゴニアが?」 「あのアウトドアメーカーのパタゴニアが!?」 「あの〇〇〇で〇〇〇のパタゴニアが!?」 みたいな。 飲んだ人からは「けっこう良い」「味はちゃんとしてる」って評価が出てた。まぁ私はパタゴニアという会社が好きではないため食指が動かなかったんですけどね。 「そのうち飲もう」くらいには思っていたので、旅