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BIGTANKマガジンは、年6回、偶数月に発行されるエンデューロとラリーの専門誌(印刷されたもの)です。このnoteでは、新号から主要な記事を再編集して順次掲載。バックナンバーの… もっと読む
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2023年9月の記事一覧

連載 ROADBOOK 「黄金の都 トンブクトゥ」 三橋淳

 第9回ダカール・ラリーのマップ。マップなのか、これ? ルートイメージの概要じゃないのか? とも思うが、どうやらマップらしい。当時走ってないからわからないので憶測でしかないが、絵じゃなくて文字で書いてある。これを走りながら見るんじゃ、そりゃミスコースもするさ。しかも手書きだし。そう考えるとルートマップというのもの進化したんだなと思う。何せ今では電子デバイスで表示されるんだからね。バイク部門はまだ紙を使っているけど、もう時間の問題だろうね。  それでだ、第9回ダカール・ラリーと

1-ON-1 Interview 石戸谷蓮 No.247より

目標に向かって進むことこれはだめかもしれない。4度目の挑戦にしてフィニッシュゲートはますます遠く感じた。しかし困難であることはあきらめる理由にならない。石戸谷蓮に聞く、日本のオフロードシーンの現況と課題。そしてライダーとして挑戦を続ける意味。 Text : Hisashi Haruki Images : Masanori Inagaki かつては根性論を好む がむしゃらなライダーだった 初めてエルズベルグに挑戦したのが2018年でした。当初から5年計画での参戦ということ

人生最後の一台 - KTM350EXCF

永田邦彦 1971~2023 人生最後のバイクは、ライダーが選ぶものだと勝手に思っていたが、そうではなかった。それは、自然にそうなるのである。日高に生まれ育った永田君に選ばれ、愛されたバイク。本物のエンデューロライダーに愛用された、本物のエンデューロバイクのこと。 Text : Hisashi Haruki  KTMのエンデューロモーターサイクルの中でも、4ストローク350エンジンを搭載したモデルは、年式を問わず人気がある。日本でいまひとつ売れ行きが良くないのは、単に車

工具の世界 - 第7回 パッケージング

Text : 山田卓弥 整備に向かう心 バイクの大型免許が教習所で取得できるようになって随分と経ちますが、そのおかげか子育てが落ち着いたくらいの年齢の方がバイクデビューなんてことも多く聞くようになりました。そして面白いのがそれくらいの年代の人たちはバイクと一緒に整備も楽しもうと工具を買いに来てくれたりします。なんでしょうね、ある意味その世代の刷り込みのようなものなのでしょうか。  バイクを買う ─ そして整備も自分でやる。というイメージを大きく膨らませて来店してくれる方が

Parc Ferme - 夢、憧れ - No.247より