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プロの本気

この記事を読んでひたすら圧倒された。

動画と合わせ記事を読み切るには時間がかかるがぜひ読んでほしい。

7年前のdocomo25周年スペシャルムービーCMの解説と考察を述べた記事だが、その熱量が凄まじい。
もやもやを7年醗酵させ続けた時点で常人ではない。

記事の構成はCMの概要と解説と考察というもの。
一般人には最初のCMの概要だけでもクオリティが高く、これで解説として十分じゃないかと思ってしまった。

その後が凄まじかった。

何回再生したんだよと思えるくらいワンシーンワンシーン丁寧に取り上げ、その細部全てを見逃さず取り上げていく。

docomoの25周年ムービーなだけあって各所にさりげなくdocomoの歴代の携帯端末が登場しているが、こんなん判別不可能だろってものも執念で判別して、CMの時代設定と整合性を確かめていく。その時点で変態。

それどころか人物の登場の方角や服装、周りの家具など全てに注視し、ネットで、ネットでも確かめなければ国立図書館に足を運んでまでファクトを確認し、解説考察をしていく。
何なら表現されていない部分も確認したファクトを持って考察していく。
毛利のおっちゃんもびっくりな探偵っぷり。

そしてここまで徹底してCM全てを丸裸にして一切作品に破綻が生じていないという事実。
この作品の徹底ぶりもやばい。

「神は細部に宿る」

この作品と記事からこの言葉が想起された。

自分がそこまで徹底したことはないし、80点で世の中的にはOKだと思っている。

記事の中で筆者自身が「おれでなきゃ見落としちゃうね」と、HUNTER×HUNTERファンをぴくつかせる発言をしていたが、実際ここまでこのCMを本気で理解しているのは世界中でも製作者と筆者しかいないだろう。

誰が見てようが見てまいが徹底する。
それがプロなんだ。

製作者もプロだし、可能な手段全てを使ってファクト確認した上で記事を書いた筆者もプロ。

こんな風に仕事に情熱をもってやりたいものだ。

P.S.
あまりにも感動したので衝動で筆者の著作を買ってしまった。
皆様もぜひ。



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