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諦められない大人たち



ファンも多いから言いにくいけど(言うけど)Teenage Fanclubの新作ビデオみると時の流れを感じすぎて鬱になりそう。



30年の月日のザ・リアル。
というかこうなる感じの言い訳を私は当時前身のThe Boy HairdressersからTeenage Fanclubになった時から感じており1990年の時に出したZineで1st 7インチ「Everything Flows」を紹介した時に書いた記憶。

おっ、こっちはレアな適当ジャケ初回版ではないか。持ってないから落とそうかな。いらないけれど。


「まだ若いのにいきなり歳喰った言い訳がましい音でそのまま歳喰うだけだけだぞ、ノーマン大丈夫か」みたいなインターネットもない供給する側にいればなに言ってもOKな時代だからこその適当なことを適当すぎる20歳が書いていただけですが、そして誰もが歳はとりその時何が正解かは人それぞれの好みなのでほっとけって話なのですが、なんというかそういう意味ではなくてほっとけないというかつまり吉田豪さんのツイートで知った大槻ケンヂ氏のコラムが正しくてナイスであった話を書きます。
*因みにTeenage Fanclubはアルバムはほぼ持っているくらいは好きなのでお許しください。



スーパーサクセスした人除いて、50過ぎた、つまり年喰ったバンドマンって自分と同じかもしくは自分より苦労してる(自業自得な)仲間や知人が周りにいるからなかなかこういったこと言えなくて、でもこのように行動できるから大槻ケンヂ氏は喰っていけてるのだろうし(たぶんね)、喰っていけない人はだいたいこの前のコロナ禍でも配信ライブでさえ色々言い訳してやらなかったりするタイプであったりします。

80年代や90年代にビジュアル系でも渋谷系でもいいけどミュージシャンに限らずほどほどに名前が知れた人なら、配信ライブでなくとも例えばこちらのnoteに日記書いたり簡単な曲を発表したりするだけでお小遣いどころかひょっとしたら喰っていけるくらい収入得れる時代と思うけど、たぶんみんなやりません。

なぜかといえば、彼のコラムに登場するチェキやるのをバカにしていたバンドマンが「駐車場代になる」と聞いた瞬間にチェキやり始めた事実が示すように、みんなバカにされるかもしれないことを先にやるのが怖いからです。
あの頃は大人や同級生にバカにされても髪の毛立てたりメイクしたりしたのに、あの頃と変わらない音楽とバンドをやっているはずなのに、あの頃のように出来ない。
つまりそれおっさん。
チェキができないのも生配信ができないのももうおっさんだからです。



ニューヨークのデュオWater From Your EyesがMatadorとサインし発表されるニューアルバムは金曜日発売。初回限定カラー盤は完売と噂。マジか!


とか言ってもやれないのもよくわかります。
私は裏方なのでなんでもやれますというかやらないと死んじゃうんでやるだけですけど、だけど一度スポットライト小さなものでも浴びたアーティストやミュージシャンさらにDJでもですけど、やっぱりそれを生業でいきたいって思うに違いないです。
まじ許してあげて欲しい。
自分と微妙な差で喰えちゃってる同世代がいたりするのがまたなおさらなのです。
でもBlurやOasisになれるのは0.0000001%くらいです。
Teenage Fanclubになれる人も0.0001%くらいだと思います。
ずばりもうマジそれ厳しいよ。
やはり一緒に諦めよう。


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