【DTM】FM音源を使いまくって、新しい学びや新しいチャレンジをし続けたいという曲を作ってみた
久々に作曲をやって、年齢基準に決め付けられるのが嫌いだから、いくつになっても新しいことを学び、新しいチャレンジをしたいという曲を作ったという記事を書きました。
しかし曲を作った理由について書いているだけで2,000文字を超えてしまったので、曲の解説は今回やります。
ドラムにメリハリをつけてみた
アレンジ本をパラパラとめくっていたら、ドラムのメリハリについて書かれたページに目が留まりました。
ドラムは専門外なので、今までバンドスコアによくあるパターンで打ち込んでいました。しかし単純な打ち方だと曲が平らな感じになるので、フィルを付けてメリハリをつけようと書かれていました。
今まであまりできていなかったからやってみました。確かに違うなぁと感じます。フィルとかサビのメロディーに合わせたフレーズなどを意識してみると、確かに雰囲気が違うなと感じます。
私の場合はバンドでできそうな曲にこだわっています。バンドマンだからバンドサウンドが好きなのです。
バンドはアンサンブルですので、複数のパートが上手く合わさった感じも大事ですね。ドラムとベースを単純な打ち込みにせず、メリハリをつけつつ合わせられたらいいのでしょう。
コード進行で実験してみた
今回はサビをカノン進行にしてみました。
カノン進行はヒット曲でもよく使われているので、聴きなれたコード進行です。そして前半と後半で雰囲気を分けられるという特徴もあります。
安定のコード進行ですね。
一方でAメロは変なコード進行を試しました。コード進行にはⅡ→Ⅴという定番の進行があります。3つ上のコードに進行する流れをドミナントモーションと呼びます。
ドミナントモーションだけで作ったこともありますが、今回は逆ドミナントモーションだけでAメロを作ってみました。
最後はドミナントつまりⅤで終わるのですが、そこに向かって3つずつ下がっていくのです。
結果的にAメロは単調に展開していく流れになりました。Aメロでそれほど動きを出さないつもりなら、こういう一定幅が続くコード進行もいいでしょう。
しかしBメロやサビなど動きを出したい箇所では、大きく上下する進行と小さく上下する進行を組み合わせて、メリハリのあるコード進行にした方がよさそうですね。
FM音源を使いまくってみた
実はキーボードは全てFM音源にしたつもりでした。しかしよく確認したら、1音だけPCM音源でした。聴き映えでいけば問題ないのでよしとしています。
今回は世間一般の常識に対して不満をぶつけているパンクな曲なので、派手さとか勢いが欲しいと思いました。そこでFM音源を沢山使ってみました。
Aメロ、Bメロ、サビでそれぞれ音色を変えています。またそれぞれ複数の音色を重ねています。更にはサビのギターは3つ入っていますが、1つだけFM音源のギターです（左側のサイドギター）。
音色一覧を載せます。まずは左チャンネル（サイドキーボード）
（Aメロ）FM Piano
（Bメロ）FM Rock Organ
（サビ）FM Distortion E.Gt
続いて右チャンネル（リードキーボード）
（Aメロ）FM Motion Seq Ld、FM Syn Lead
（Bメロ）DX Classix、FM Slow Square Pad、FM Warm Shivers
（サビ）Soft and Dirty FM、Syncronizers、Schlager Weapon 3、SYN COMP
SYN COMPだけPCM音源で、他はFM音源です。
FM音源というとファミコンのようなピコピコ音を想像するかもしれませんが、実は80～90年代のポップミュージックの方がイメージが近いです。懐かしのJ-POPな感じの音色があります。
今回の曲はFM音源によって太くて荒々しい音も、柔らかい音も出せたと感じています。FM音源も音色は様々です。一般的にポップミュージックでよく使われるのはキラキラした音色ですが、個人的には太くて荒々しいシンセリードが好きです。
FM音源のディストーションギターも本物のギターより荒っぽい感じを出してくれます。リアルな音じゃないからこその荒さがあります。
FM音源は根強いファンがいるみたいです。私が使っているMODXにはFM音源が搭載されていて、FM音源を使った音色が沢山入っています。
よってFM音源を使うことでニッチ路線を行けるなと思っています。これからも曲の雰囲気によっては、使いまくってみようと思います。
ちなみにFM音源を使った曲集という記事も書いています。FM音源に興味がある方は読んで聴いてみてください。
終わりに
やっぱり創作は楽しいですね。久々に作曲をやってみて実感しました。
やっぱり常日頃から面白いことを考えていた方が、生活自体が楽しくなります。それには創作こそ最適です。
またFM音源で曲を作ってみようと思います。
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