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エッセイ165.秋の途中の水耕栽培大反省会

庭に出ますと、ミニトマトに花が咲き続けています。
二本立てにした枝は、半分まで枯れ切っているのですが、黄色い花と、緑の実がまだまだ出来続けて大中小。
赤い実も、食べてもおいしくないのでなかなかとらず、がくも枯れていますが、汁物をするときは入れてしまいます。
出来がいまいちになっているので、写真を撮ってナンバーを書き入れるのは辞めましたが、季節を通して、たぶん180個ぐらいはできたかもしれません。



レタスの方も、中規模の成功と大規模の成功が見えてきて、普通のレタスでもこのぐらいなら、葉っぱ巻き焼肉ができそう。この先種を撒くなら、チマサンチュにしようと思いました。

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一緒に写っているのはJD次女の友達の作った干し柿。水分が普通よりあって、とても美味しかったです。


これまで、この本を参考にいろいろ自分のやりかたを入れてきました。


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私がこれを買ったのは、Amazonによると、2018年の9月でした。
活字が全て手書き風フォントで、可愛いのですが、少し読みにくいかな。

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それから、この方のブログには本当に助けられました。

私の水耕栽培は、基本を上記の本の「横着じいさん」伊藤龍三さんに教えられ、発展は、ハニコさんにとても助けていただいています。


さて、2年のブランクのあと、コロナで引きこもりなので、水耕栽培も理科の実験として、毎日楽しむことができました。

できるの遅いし少量なので、食べるのは本当〜に、たま!です。
だから貴重すぎまして、食卓に出すごとに、家族に

「みなさん。ここにあるこのレタスは、あたくしが育てました」

といちいち言います。と、

「もう聞いたから」とJD次女にはいなされ、

「Oh! すばらしいですね。大変おいしいですね。さすがです!」

と必ず言ってくれるのは、うちに住み込みのキウイハズバンドです。
夫よ、よかったら来世も結婚してください。予約します。


自分でやっているうちに、いろいろ気がつくことができたので、
来年の自分に対する忘備録に、書いておきます。

密生についてです。
1袋の種がすごく多いのと、細かい種などをぶちまけてしまったりして、
うっかり、撒きすぎになります。
ハニコログのハニコさんは、気にせずにどんどん種まきをして若いうちにどんどん食べるベビーリーフ方式も推奨されています。

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ただこの辺だと、さすがに密生しすぎ。
夏だと、風通しが悪すぎて、確実に、ハダニのコロニーになります。

レタスは、見ていても苦しそうだし、あまり大きくなりません。
下の写真ですが、ハニコさんのご指導で、ココピートに種を大胆にばら撒いたもので、もう毎日せっせと摘んでは食べています。蒔きすぎでした!

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昔三井ホームか何かのテレビCMで
「天上の高い家は大きな人間を育てる」
みたいなコンセプトを言ってくるものがあって、団地で生活していた私は、
「そういうの無理!」
と、むしゃくしゃしましたが、野菜でいうと、あまりにぎゅう詰めだと、確かに大きくはなりません。



下の写真は、見えづらいですが、

・左・タッパ栽培
・右・二重底で下に液肥、上はザルに培地、その下液肥、
で育てたもの。


タッパは、1スポンジに5粒、全部発芽したものが5列です。大混雑。
二重底栽培はパラパラたったの10粒ぐらいが全部発芽したもの。

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そして、一枚ずつが大きくなります。

食器伏せかごで白い色があり、水はそこにだけあって、レタスは根っこを伸ばして、そこからせっせと給水しています。
ザルの上は、不織布のゴミ袋を一枚敷き、そのうえにココピートかカルチャーボール。これで仇敵アオコちゃんを撃退できました。
タッパ栽培は一度容器を作ると、水換えも楽、何度も使えます。
うんと暇になったら、夜なべ仕事でいくつも作ろうと思いました。




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最近、アオコちゃん憎しの一念で、こういうものを作りました。
また食器伏せかごです。
本体底の部分に液肥と、ミリオンが入っています。
ミリオンとは、水の腐るのを防いで植物を活性させてくれる優れものです。
本体にザルを重ね、そこへ、不織布のゴミ袋をザルのサイズに合わせて切ったものを置きます。
その上に、しっかり根を張ってもらうためのココピートを、
1センチぐらいの厚みで敷きます。
さらにその上に、二重にしたアルミホイルを重ね、撒きすぎにならないように、竹串でポツポツ穴を開け、催根活動で根の出た種を、そーっと植え込みます。
1穴に1粒。細かぁ・・・・😅
面倒だったら、レタスはどうせ発芽率がすごくいいので、穴ひとつにつき、1粒植えてもいいでしょう。(2粒は密生を招くのでしないことをお勧めします)


次はリボベジと二十日大根の二重カップ上です。
これは2021年の私が考えてみました。

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前にも書いたので恐縮ですが、
・大きいカップに、水を蓄える培地を3分の1ぐらい入れる。
・100均ビニール苗ポットに、外に根の出るように切れ目を作り、
そこに「お茶袋に培地+種まき(または発根した種)」
・苗ポットを大カップに入れ、苗ポットに液肥が入る高さまで入れる。

室内で、暖かい時は、コバエ大発生間違いなしなので、直射日光に強い野菜に限りこれをやって、外に出します。露出した水にアオコは発生するので、培地を入れるのは必須です。

リボベジは、ちょこっと伸びてはトロトロに腐ってきて諦める繰り返しでしたが、発想を変えて、「よかったら伸びてみて?」というスタンスにしたら、なんとなく大きくなってきました。次は葱と青梗菜を考えています。あと、無謀かもしれませんが、白菜が最後の数枚になってきたら、大き目のタッパでやってみる予定です。


したは、なるべく密生しないように気をつけて種蒔きをしたつもりのグリーンリーフレタスです。
これでも全然多すぎましたが、間引きできない性格なので仕方ないです。

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下は、玄関からお引っ越しした、直射日光につよいバジル。
いつも葉っぱがしょんぼりしているので、失敗しているのかと思ったら、これで「ぼくら普通です」
とのことです。
種が採れるまで頑張っていただきます。
畑をやっていたときは、バジルばっかり地獄にも陥り、バジルソースを作っては冷凍していました。何もしてないときも口の中にバジルの味がしたような。
それも今は昔のことです。

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この悲しい情景。なんだと思いますか?

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パクチー。
信じられませんが、これ全部、一応発根しているのですが、芽が出たのがこれっぽっち。
さすが、サボりの帝王と呼ばれるパクチー(私が呼んでいるだけですが)。
あんなに目を寄り目にして、頭が痛くなるまで種を割って皮を剥いてあげたのにこの仕打ち。それだけに、間違って他のケースに出てきていると(私が落としただけですが)、とても嬉しいです。あまりに期待しすぎて、パクチーの双葉だけは見分けがつくようになりました。

カップ栽培と、アルミホイルかぶせ栽培、水を表面に出さない培地かぶせ栽培が、水の入れ替えも容易で、コバエ・アオコちゃんもまあまあ防げることがわかりました。

秋冬の間はこれでなんとかやってみようと思います。

長々と失礼しました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。

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