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エッセイ160.新しい秋の種蒔き

パクチーがいきなり「待たせたな!」とたくさん芽を出したので、スイッチが入りました。

これは、最近使い始めた、メネデールというもののお陰だと思います。
メネデールは、人気の園芸用活力素です。Fe ++、つまりイオンとして鉄を含んでいて、化学合成成分を一切使っていないそうです。使う量が少しなのと、微量をうまく計る自信がなかったので悩んでいましたが、この度、駒込ピペットという、素晴らしいピペットを買って、1mlから測れるようになったので、メネデールデビューをしました。

こちらです。

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もう、なんだってかんだって、使えるようです。
10mlではなくて、1mlを、100mlの水に入れたものでも、量的には催根(さいこん)のためには十分なので、死ぬまで使ってもまだまだありそうです。花の水揚げとか、成長の悪い野菜、元気のない野菜にちょこちょこと使って、応援しています。

名古屋の栄というところに、「亜鹿猪〜珍」(あかちょ〜ちん)という、パクチー好きの聖地がありました。残念ながら、このお店は最近は営業をされていないようですが、こちらではモヒートにパクチーがどっさり挿してあったり、パクチーしか見えないほどのパクチーサラダなど、あのくせのあるパクチーを、よくいう「馬に食わせるほどに」食べることができました。パクチーは、好きな人はとても好き、そうでない人は苦手という食べ物の一つかと思いますが、少量であっても主張が強くておいしいので、自宅で育てたいなぁと思ってきました。

発芽率が、種苗会社のガイドによると、60%だそうです。
普通に直播きや催根(=水につけて発根を促す)ぐらいでは全然出てきません。半分に割り、殻も取ってからやっと少し発芽します。種そのものも、去年のでは全然だめらしいです。(私は去年のを使っています😅)

テレビを見ながらパキパキと割り、できるだけ傷つけないようにして殻をとってからメネデールに漬けましたら、5日ぐらいに細長い根が出ていました。それでも発芽したのは半分ほどでした。

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それで力を得て、昨日今日と閑だったので、いろいろやってみました。



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左から時計回りに、ココピートにミックスサラダの種〜スポンジにパクチー(3こ)〜ココピートに、2〜3年分溜まってしまったベビーリーフの種を混ぜこぜにして運任せ〜アオコ対策の実験として、不織布ゴミ袋とアルミホイルを重ね、穴を開けて等間隔に植えてみたリーフレタス〜使わなくなった800mlのフードマン弁当箱に、またまたパクチー〜カップインカップのカプセル式で二十日大根。


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陽の射すところはみんな育苗所となりました。


いくつか、ラベルをつけないうちに忘れてしまったので、ある程度大きくなるまで何が何かちょっと、わからなくなっています。


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0.5ml~5mlまで計れる優れものの駒込ピペット。
スポイトという名前しか思い浮かばず、大きな文房具屋さんで聞いても、書道用の小さくて目盛りのないものしか見つかりませんでした。それがある日、なんの理由もなく、「あっ! ピペット!」と思い出してググったら、とうとう見つけることができました。これがあるので、計量が本当に楽になりました。1ml 単位の計量に悩むみなさんにお勧めしたいです。





ご参考:

・催根は、あまりに細かいものは向いていません。つまんでスポンジや培地に移すのが本当に大変です。潰したり、切れてしまったり、つまみにくかったりします。ピンセットでつままれて平気ぐらいの逞しいものが向いています。
(向いているもの:二十日大根・パクチー・ほうれん草・豆科の野菜など)
(不向きのもの:クレソン・ローズマリー・レタスの仲間など)

・「メネデール」だっけ、「メデネール」だっけ、とわからなくなってしまう方は、あれは「芽・根・出〜る」なんだ、と思えば簡単に覚えられます。
自分がそうでした。

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