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エッセイその6. 大人の責任

これからどうなっていくのだろうか。
コロナウイルスが一向に収まりません。

上記の感染者数ですが、2020年9月10日のものです。
(申し訳ないけれど、写真に入らなかった北海道は11人です)


一度失われたら戻ってこない人の命。
頑張ってきた個人商店、飲食店、会社。
日本中で、静かに消え続けています。

全てのものの質が落ちに落ち、子供も大人も、
保育・教育・職と、様々な機会を奪われ続けています。

一生閉じこもっているわけにも行かないけれど、
コロナウイルスに感染しない決め手もありません。

どこの国も打つ手がなくなっていくばかり。
頭が変になりそうなこの毎日が いつまで続くのでしょう。

昨日 こんな記事が拡散されて届きました。


ここまで明確に考えたことがなかったけれど、まさにその通りです。


映画の中で懐かしく描かれる昭和には、たくさん嘘があります。
けれど、このツイートと、そのあとに続くコメントのやり取りは、
私が確かに知っていた昭和の時代でもあります。


今回のコロナウイルスで影響を、受けなかった人はいないでしょう。
幸運にも、遠からず効果のあるワクチンができたとしても、
独り占めできる大国だけが助かっても駄目です。

「世界中の全員が救われなければ誰も救われない」

とWHOが言っています。

その通りだと思います。

中世ヨーロッパのように、自分の国だけを護るべく、
高い要塞を建てて閉じこもっていることは、もはやできないのです。

コロナウイルスはものすごく凶悪ですが、
本当に要るものと そうでないものを はっきり仕分けする力になった、
ということだけは本当です。

今こそ、ぱんぱんにふくらんだエゴを捨てて、国同士で助け合わなかったら、

大船に乗っているつもりだったけど、泥の船だった・・

ということになってしまいます。


戦争で死なず、戦後もなんとか生きてきた老親にも、
なかなか会えませんが、今度会えたら聞いてみたい。


「お父さんお母さん、まさか生きているうちに、
こんなことになるなんて、思っていもいなかったでしょう?

我が家では、長女はぎりぎり就職できたけれど、
私がOLだったころと、手取りが変わりないんだよ。
それがまた、全国的に1万円下がるって。

次女は留学が中止となり、大学の就職課からは、

『来春卒業の人は、前年の仕事があるから就職できたけど
(内定取り消しの人もとても多いけれど)、
再来年卒業予定の人は、就職はすごく難しいと思ってください』

と言われたんだって。

新しいロスジェネができて、うちの子もその仲間入りなのかなぁ。

私たち大人は、いざというときに弱い国を作ってしまったね。
親の世代より良い暮らしができない時代、
なんて言われて、もう何十年になるんだろうね。

子供や若者が希望の持てない国って、なんなんだろう。

でも、みんな大変なんだから、愚痴言わず、
とりあえず生活できることを感謝するしかないね。

お父さんお母さん。
なかなかそっちへは行けないけど、中津川の栗きんとん。
問い合わせたら、冷凍できるってことだったんで、
多めに送ったよ。明日着くって。
冷凍したら、食べる時は自然解凍だよ、チンしちゃだめよ?

来年の新栗の季節には、
一緒に食べられるといいね 中津川の栗きんとん」

子供たちが大人になるのを楽しみにできる国に。

それには頑張って生き延びないといけないね。


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