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エッセイ349.今年も水耕栽培:コバエとアブラムシとアオコと私の、仁義なき闘い

水耕栽培を始めてから、毎年いろいろなやり方をし、いろいろな失敗をしてきました。レタス類やハーブは水耕栽培でまあまあ成功しますが、ミニトマトやきゅうりはやはり、土、それも路地植えが一番よく育ちます。でもそれはもうできなくなりました。

これまで例年虫害も、アオコ被害も大変で、いつもいたちごっこでした。

今は、洗濯物は低いところに設置した干場に干すことになっているマンション住まいですので、これまでのように盛大にグリーンカーテンを作り、きゅうりやゴーヤを作るのは無理そうです。
誰もやってないから目立ってしまい、管理会社から怒られそうです。

幸い、東南の角の部屋で、一日中だいたい、ベランダは日が当たります。
今は亡き義母は、
「朝のうちの太陽が当たるなら、それが1時間でも2時間でも大丈夫」
と教えてくれましたので、日照時間が短くても気にしていません。
短くないし。

水耕栽培は、管理しやすいのはやはり、直播よりもスポンジにタネを植え込み、下から根っこが長く出てきたらペットボトルやその他の容器に移して液肥を与え出すのが一番のようです。発芽しなかったスポンジや、ダメになったものは取り出して再利用できるからです。

引っ越してくる前、100均などでいろいろ試しているうちに溜まってしまったいろいろな容器があり、泣く泣く捨ててしまいました。コロナでそれどころではないし、と思って思い切ったのですが、いや〜、やっぱり今年も春になるとやりたくなってきたので、捨てなきゃよかったとは思っています。

ただ、何もなくなったからこそ、またいろいろ試してみることができるという面もあり(負け惜しみ?)、今年も近所のダイソーに自転車で通うことになりました。

アオコは、日光があるところに必ず出ますので、発芽するまでは適当な容器ですが、そのあとは面倒くさいですが、別の容器に写し、アルミホイルで容器を覆って遮光します。

B:バジル  D:ディル  T:ミニトマト  無印:期限切れのベビーリーフ。
スポンジ植えの方は、水もある良い環境なので、コバエが卵を産みます。なので、蓋のできる箱に入れてみました。また、卵を産みにくそうな、セラミスという「高温焼成の粘土」で作った砂利のようなものに直播きもやってみたら、意外と発芽しました。

時期をずらして、たくさんほしいミニトマトとディルの種まきもしました。

新しい種は発芽率がよく、セラミスの直播きでも どんどん出てきます。

食べられるわけではないのですが、左からキャベツ・ブロッコリー・白菜、またキャベツ。どういうわけか、これに近づくたびに、ショウジョウバエが、
「ば〜か」と言わんばかりの態度で飛び立ちます。
セラミスの表面は乾かしてあるのに。
多分、奴らは葉っぱの中に潜んでいるのだと思います。
写真では見えにくいですが、ブロッコリーの葉っぱを落としたところにできた穴から、また葉っぱが出てきました。
「遊星から来た物体X」みたいで、すんごく気持ち悪いです。

市販のパクチーの内側に新芽がたくさんあったので、長めに切り、ペットボトルの首に押し込んで、液肥に入れてみました。ホイルで遮光し、半日陰においておいたら、すくすく伸びてきました。一回ぐらいお弁当に入れられるかな?


手前のLFCコンポストは、3ヶ月分のゴミが形が見えないぐらいになって、パンパンです。明日、3週間の熟成期間が終わります。コナダニが大発生なので、風のない日に外で日に当てないといけません。
向こう側のバッグは、ちょうど2ヶ月めですが、一つ目のバッグとほぼ同じ重さ。あと1ヶ月は、生ゴミを入れては嵩が減るの繰り返しでバッグいっぱいになると思います。

水耕栽培は、
「外で日に当てたいが、アブラムシとコバエは嫌い」
であるため、大小の衣装ケースに入れた上で、目の詰んだ、ファスナーの締め終わりに隙間のないランドリーケースに入れています。
これで虫は心配ない(はず)。

アオコ対策に、一つずつの容器にホイルをくっつけるのがすごく面倒くさいです。
でも、セラミスは多孔性で、一度アオコがつくと大変なので、やるしかありません。セラミスは高いのです。

島忠ホームズに行くと、立派なトマトやバジルの苗が売ってるので、そっちへ走りそうになりますが、根っからケチなので、種からやっています。

猿かに合戦の蟹のお母さんは、

早く芽を出せ柿のたね
出さぬとハサミでちょんぎるぞ

と、柿の種を脅かしていましたが、それはお母さん、無理というもの。
だって、「桃栗三年柿八年」というではないですか。
私ならせっかちなので、柿も植えるけど、数ヶ月で収穫できる春夏野菜のタネをたくさん蒔くけどなぁ・・。

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