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世界初、Walmartが完全無人の自動運転トラックの実走開始

この数ヶ月、AmazonやAlibaba、メルカリなどの名だたるECサイトの企業がラストワンマイル(最終顧客への配送段階)への

自動運転車の実走テストが実現化に向けて動き出している情報が次々と紹介されてきた

当初は物流関係のドライバーの仕事を奪ってしまわないのかとの懸念もあったが、そうではなく、人の購買形態が店頭からECに次々とシフトすることで、


人海戦術では既にパンク状態となり、早急にカバーせざるを得ない状況から急速に進んでいることが実感でもつかめる時代になってきた


しかし、こうした課題はEC関係だけでは無く、本来の一般小売業、いわゆるスーパーの拠点間配送でも同じようにドラーバー不足が大きな課題になってきており

その最大手であるWalmartは実証試験を終え、米国でとうとう本格稼働に入った


米小売大手のウォルマートは2021年11月8日、同社の配送ルートにおいて完全無人の自動運転トラックを導入したことを発表した


「セーフティドライバー」と呼ばれる安全要員を乗せずにトラックを走行させている。ウォルマートはこの取り組みを「世界初」としている


使用している車両は、米ベンチャーのGatik(ガティック)社の中距離向け自動運転トラック。両社は18カ月間にわたって実証実験を行い、


当初はセーフティドライバーを乗せていたが、今年8月から完全無人でトラックを走らせている


走行しているルートは物流センターと米南部アーカンソー州のWalmartの店舗の間の約7マイル(約11キロ)


2台の自動運転トラックが1日12時間稼働しているという。ちなみにこうした拠点間の配送を、アメリカなどではラストワンマイルに対し「ミドルマイル配送」と呼ぶ

GatikのGautam Narang最高経営責任者(CEO)は「今回のマイルストーンは、自律走行トラック業界にとって革命的なブレークスルーを意味する」と語っている

このGatikという企業は2021年4月には米経済誌フォーブスの「注目すべきAI企業トップ50」に選出されるなど最近注目度を高めている


累計の資金調達額は1億1,450万ドル(約129億円)で、IPO(新規株式公開)の話はまだ聞かれないものの、今後の上場が噂されているベンチャー企業だ


国際的な民間調査会社の米Guidehouseに所属するあるアナリストは、少なくとも2027年には、食料品の配達を担っているのは

人より自動運転車の方が多くなるという予測を披露している

ちなみにアメリカではWalmartだけではなく、同じく小売大手のKroger(クローガー)も自動運転配送の導入に向けて動いている

こうした小売大手の今後の動向に、引き続き注目していきたい。


出典・写真は以下参照
https://jidounten-lab.com/u_32500

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