見出し画像

本日17時開演!!山野ビッグバンドジャズコンテスト、出場バンドの紹介の続きです。今回はオンラインということでライブの時に恒例だった掛け声はどうなるか?あのバンドのテーマ曲では手を叩くか?

はい、ビッグバンドファンです。さて、今日は先日紹介した山野ビッグバンドジャズコンテスト、第51回大会本日17時から始まりますので、1日目に出場するバンド残り7バンドの紹介です。

前回の紹介記事:https://note.com/bigbandfun/n/n9576fd0cecc8

芝浦工業大学 カレッジ・ソサエティ・ジャズ・オーケストラ

https://www.yamano-music.co.jp/ybbjc/2020/band/07.html

ここは今プロでも活躍されているドラマーの粕谷謙介さんが所属されていたバンドですね。確かその時もStan Kentonやってたと思います。Stan Kentonは先日別の動画でも紹介しましたが「高い・速い・デカイ」の3拍子揃った選曲が結構多いバンドでしてね、聞く分には楽しいですが、演奏するとなるとこれが大変です。というわけでね、今でも東大宮で練習しているのかな?支援金で録音機材を買う、オタクのオはヲにして欲しかったなぁ、とかそういうどうでもいいツッコミを入れつつ次に行きたいと思います。

早稲田大学 ハイソサエティ・オーケストラ

https://www.yamano-music.co.jp/ybbjc/2020/band/08.html

創立66周年ということで長いですねぇ。慶応大学のライトさんと並んでビッグバンドの世界でもやはり早慶両雄が並び立ちます。いつもだとね演奏前にMCの国分弘子さんが「○○賞■回」というと会場からヤーとかオーとか掛け声が入るというね、あれがあるんですが今回はやってくれるのかな?やってくれたらコメントでタイミング合わせてヤーとかオーとか入れないといけませんね。そう、ハイソさんは最優秀賞10回とかね沢山受賞しているのでこれが長いし、言っているうちに盛り上がってくるというのが恒例なんですね。その時代ごとに常に一番カッコイイ選曲をするというイメージがありまして、私が学生の頃は正確無比な演奏を寸分乱れぬ鉄壁のアンサンブルで展開する、そういうイメージがありますが、近年は宇関陽一さんの作編曲で演奏するケースが増えたようです。今回もこれはオリジナルなんですかね?黒人差別と正面から向き合う、タイトルからしてエッジが立ってますね。どんな曲なのか、どんな演奏をするのか楽しみです。

昭和大学 メディカル・オール・スターズ・ジャズ・オーケストラ

https://www.yamano-music.co.jp/ybbjc/2020/band/10.html

バンド名の通り医学部、薬学部、歯学部、保険医療学部とね、医療関係の卵さん達がズラリと揃っているというバンドです。実は先日某ミュージシャンがここの病院で受診したらしいのですが、たまたま担当されたお医者さんがこのバンドの出身者だったらしく「実は私・・・」と自己紹介されたそうです。面白いですよね、そんな縁もあるんだなと思いました。ここは昔からか忘れましたが、最近は近現代の曲、その中でも割とカッコおしゃれな曲といえばいいのかな?そういう曲を好んで演奏する傾向が強いです。今回もDave GrusinのMulholland Falls、1996年に公開された邦題「狼たちの街」という映画の主題歌、そのアレンジと思われますがこれをアルトサックス鍬田修一氏のアレンジということで、恐らくカッコよくアレンジしたのではないかと思います。

東海大学 スウィング・ビーツ・ジャズ・オーケストラ

https://www.yamano-music.co.jp/ybbjc/2020/band/11.html

すごいなと思うのが、ソリスト、これ双子さんですよね?学年同じで、しかも★マークってコンミスですか?これも二人でやってて、しかも曲はメイナードファーガソンバンドの演奏でお馴染みのCrusin’ For A Bluesinですよ。トランペット、ハイノート行くのかな?何か興味が尽きないですね。今年度最初で最後の本番、頑張って欲しいなぁ!!

琉球大学 モダン・ジャズ・オーケストラ

https://www.yamano-music.co.jp/ybbjc/2020/band/12.html

最南端沖縄です。凄いなぁ、沖縄から山野に参加って、それだけで嬉しくなります。しかも写真も、そしてバンド紹介動画もそうなんだけど、青空が本当にまぶしい。ライブの映像とかね、めちゃくちゃ楽しそうで。ストリートライブとか、いいなぁ。沖縄でジャズフェスとかやってるのかな?2016年にやってるみたいだけど、どうなんだろ。曲はSwitch in time!!サミーネスティコ、Straight Aheadにも収録されている名盤ですね。マイナーブルース進行でスウィンギンに進んでいってからのソロ、そしてソロ明けからトュッティへの展開がThe ネスティコという徐々に盛り上げていってドカンというね、これトランペットの体力がじりじりと削られていくんですよね。しっかり粘ってトュッティを派手にかましてほしいなと思います。

明海大学 ジャズオーケストラ部

https://www.yamano-music.co.jp/ybbjc/2020/band/13.html

次は初参加!!このコロナ禍にあって初参加のバンドが4バンドもあるって嬉しいですね。ここはプロピアニストの椎名豊さんが指導されているということで、選曲もWork SongとAll of me、これを椎名豊さんがビッグバンドアレンジしたもので臨まれます。ただ、初参加ということで人数が揃っていない。その分ソロをしっかり尺取るのかな?あと、他の大学イベント、例えば箱根駅伝とかラグビーとか野球とかもそうですが、大抵コーチとか監督がいます。一方大学のビッグバンドだとコーチとか監督に相当する人が実はそんなにいないというね、そういう違いがあります。最近だと山野前に夏合宿とかで集中的に指導を受けるという話もあるそうですが、あくまで臨時コーチですよね。この辺、ちゃんと監督やコーチがいたらもっといい演奏になるのか、しっかりとしたバンド作りというのが出来るのか、いい意味でも悪い意味でも自治でずっと続いている部分が多いので、今回椎名豊さんの指導の下、どんな演奏をされるのか、そういう面でも楽しみです。

大阪大学 ザ・ニュー・ウェイヴ・ジャズ・オーケストラ

https://www.yamano-music.co.jp/ybbjc/2020/band/14.html

そして1日目のトリです。見ての通り、ハッピ着てベイシーという、これも伝統ですね。そしてMC,今回の配信でもMC入れてくるのかな?どんなMCなのかな?配信だとね、どうしてもこのバンドの会場と一体になるあの勢いとかがなかなか出しにくいんじゃないかな、って思うんですよね。会場だとね、演奏始まる前、舞台に立ったところで既に会場がざわつき、そして演奏が始まればドカンとかまし、そこからは一気にオンステージという、あの流れがねぇ出せるのかどうか。でも、きっとやってくれると信じてます。

同志社大学 ザ・サード・ハード・オーケストラ

https://www.yamano-music.co.jp/ybbjc/2020/band/15.html

明日の2日目の出場校も折角だから少し紹介しちゃいましょうかね。ここ、先日別の動画でバンド名の由来が面白いという話をしたのですが、このサードハードというのはどうやらwoody hermanのビッグバンドからやはり取っているようなんです。ただ由来を辿ってみると、どうも彼らの方が先にサードハードと付けたらしいです。セカンドハードまであるんだから俺たちはサードハードにしようぜ、なんて言ってバンド名にしたら本家も同じように名乗り始めて騒ぎがあったらしいです。ジャンルは初期こそハワイアンとかやっていたそうですが、やがてWoody Hermanに倣って当時の近現代の音楽を取り上げるようになると、そこからはプログレからフュージョン、ヨーロピアンジャズまで何でも来い、というバンドになりました。9日にお亡くなりになられたチックコリアさんのBeyond the Seventh Galaxyとかもやってましてね、多分世界でもビッグバンドでこの曲演奏しているのこのバンドしかない気がします、見たことないので。他にもチックコリアさんの曲も沢山やってます。そんなオリジナリティ溢れるサウンドが魅力のバンドですが、この曲は、すいません全く分からないですね。どんな演奏するのか、楽しみです。

東京工業大学 ロス・ガラチェロス

https://www.yamano-music.co.jp/ybbjc/2020/band/16.html

ここは毎年ラテンサウンドを前面に押し出した特色の強いバンドです。しかし今回取り上げたのは、これはTRIX?どフュージョンだなぁ。作曲に名前が出ていますAYAKIさん、米国バークリー音楽大学Jazz Composition科を首席卒業、在籍中にも「IAJE International Jazz CompositionコンクールBigBand部門」で優勝したりという、凄い方です。ついでにTRIXの紹介もしちゃおうかな。こちらはwikipediaに出ていますが、元カシオペアの熊谷徳明さんがリーダーで、元Tスクエアの須藤満さん、そこにAYAKIさん、佐々木秀尚さんがメンバーという自称「ハイパーテクニカルコミックフュージョンサービス団体」とのこと。テクニックのみにとどまらずライブ時のパフォーマンスや楽曲に対する「遊び」も兼ね備えたバンドということです。ロスガラさんもね、同じような側面ありますよね。あと2曲目、これはロスガラのテーマソングです。毎回演奏するので曲が始まると23のね手拍子が会場に響くという、これもねぇ今回オンラインなのでコメントかなぁ?画面の前でやるしかないですね。

東洋大学 グルービー・サウンズ・ジャズ・オーケストラ

https://www.yamano-music.co.jp/ybbjc/2020/band/17.html

白山キャンパスではなく朝霞キャンパスで活動しているんですね。一度学園祭にお邪魔したことあるのですが、駅からキャンパスまでの間に川がありましてね、そこを越えるとキャンパスに入るぞ、って感じがありましたね。ここも先程紹介したロスガラ同様テーマ曲をしかもオープニングとエンディングに持ってきますね。最近は本当にオリジナルをステージで披露するバンドが増えました、いいことだと思います。メインはLove for Sale、アレンジはPete Mayersとありますがビッグバンドの演奏としては一番有名なBuddy Richバンド版の演奏になるかなと思います。イントロのドラム、Buddy Richお馴染みのハイハットの刻み、Buddy Richカウントやるのかなぁ?頑張ってください。

横浜国立大学 ベイサウンド・ジャズ・オーケストラ

https://www.yamano-music.co.jp/ybbjc/2020/band/18.html

一字違いでね横浜市立大学という大学もありましてね、ちなみに横浜市立大学にもセカンドウィンドジャズオーケストラというビッグバンドがありまして、今回は出場していないようですが、トランペットの菊池成浩さんが在籍されていた大学でもあります。って、横市ではなく横国ですね。選曲はサミーネスティコさんのYa Gotta Try・・・Harderです。このHarderが付くか付かないかで曲が全然違いましてね。私はHarder無しが好きなんですが、どうでしょう?原曲はQuincy Jonesとの共作「Basie & Beyond」に収録されてます。

というわけで、まだまだ出場バンドありますが、ちょっと疲れたので続きはまた別記事で。最後までお読み頂きありがとうございます。よろしければフォローしてください。よろしくお願いします。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?