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“いいね!”で脳を活性化させる~タイガーウッズと富島高校

野球でうまくいかなかったとき、子供たちにはあまり悲観的にならないようにと伝えております。

なぜなら、悲観的になっても何も生まれない、うまくいかなかったときこそ脳に良い行動をしてみよう!

ということを『タイガーウッズ』と『宮崎県立富島高校の野球部』が教えてくれたからです。


タイガーウッズは試合中にこう思っているそうです、

「自分の成長のためにライバルの成功を心から願う」

このような思いをもって試合に挑むという最強のメンタルをもって勝負をしていることで有名ですよね。


そのタイガーのメンタルを見習って、甲子園に過去3度出場している富島高校

数年前までは廃部寸前のチームが甲子園出場を果たしたというドラマのような活躍の原動力となったのが・・・

「自分たちにとって逆境だとしても、それを喜び、“いいね!”をする」

そんな強い気持ちをもって戦ったからと言われています。


タイガーは、ライバルが弱いと自分が強くなれない、相手が強ければ自分も強くなる、だから相手の活躍を願いながら試合を行っているそうです。

富島高校は相手のファインプレーでもみんなで喜び、みんなで“いいね!”をするそうです。


富島高校の監督さんはこのようにおっしゃっております。

「すごく良いプレーに対して、こっちが残念がると脳が良い状態にならないから。」


私たちは、脳をだますことはできません。

勝ち負けにこだわると自分を守りたい本能が働き、勝ったと思った瞬間、負けたと思った瞬間、脳の機能は低下するそうです。


それでは実際に野球の試合中に子供たちの”脳の機能が低下する瞬間”はどのような場面でしょうか。


野球の試合中、脳の機能がめちゃくちゃ下がる瞬間、それは・・・

四球(フォアボール)を出すとき

野球のルールでは1つの四球を出すまでピッチャーはボールを4個投げるわけですから、フォアボールをだすときって意外と時間がかかるんです。

そんな長い時間を使ったにも関わらず四球でランナーを塁に出すと、両チームはこのようになります・・・

四球でチャンスを広げると相手ベンチは大喜びする。
こちらはピッチャーだけでなく子供たちみんなが意気消沈。

このようなことでは、こちらのチームの子供たちの脳にはあまり良くない経験となります。
そんなときはタイガー富島メンタル方式“いいね!”を出すとき。


では、四球のときはどのように”いいね!”を出すのか?

「相手バッターの選球眼は半端なく“いいね!”」

「相手チームはホント良いバッターばかりだけど、それ以上の結果を俺たちがだすから、さぁ、次のバッターとの勝負を楽しもうぜ!」

なんてことを、ピッチャーに言える子ならば、まさに『タイガーウッズの申し子』、君の将来が楽しみだ!


野球は表と裏のスポーツである。

こちらは四球を出したとしても“いいね!”で脳を活性化させる一方、
相手が守備の時に四球を出したら相手チームの脳が低下するはず。

そこを見計らって、攻撃していくのが強いチームの特徴なんですね。

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