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日本の”ガラパゴス野球常識”破りにもチャレンジして欲しい

飛ばないボールの導入により多くのバッターが飛距離を出せずに苦しんでいる一方、解説者からは「アンビリーバボー!」を連発させ、ニューヨーカーからも「唯一無二のスター」と言わせ、そして、ベーブルース以来約100年ぶりに先発投手が最多ホームラン、日本人初めてのMLBホームラン王となった、大谷選手。

今年も連日のようにワクワクさせてくれた大谷選手、よく言われていますが、大谷選手と同じ時代に生きていることがとっても幸運なことであるという言葉、つくづくそう実感しております。

記録も達成している大谷選手ですが、なぜにこう、野球ファンはもちろん、野球に詳しくない人も大谷選手に熱狂してしまうのでしょうか、なぜにこう、記憶に残る選手なのか?その理由は、私が思うに・・・

彼のプレースタイルは全てが"常識破り"だから


一方、こんな声も未だにある・・・

「日本人野手はメジャーリーグでは活躍できない」

残念ながらいまだにそんな評価を受けている中で、日本人野手の課題のひとつに挙げられいる「日本人のパワー不足」、ところが大谷選手はこの常識を覆してくれました。


昨年の2022/4/11(日本時間)に大谷選手が記録した【打球の初速が191.5km/h超え(119マイル越え)】、打球初速119マイル超えしたバッターは計測を開始した2015年以降、なんと、大谷選手含めて数人しかいないんです。打球初速119マイル越えを記録したのは全て怪物メジャーリーガーたち、その年棒だって桁外れ。


そんな常識を破ってくれた大谷選手のバッティングフォームは実はメジャー挑戦当初から評論家の間からこう言われていました。

「日本人的な常識で考えるとやらないほうが良い、むちゃくちゃなフォーム」

そんな評価をされていたことをいまでも覚えています。だから、大谷選手のバッティングフォームは日本人指導者からすれば「すぐに直したくなるフォーム」なわけです。


しかも、大谷選手は肉体改造を徹底的に行っているのですが、日本の常識から考えると「やめて欲しい!」と言われるようなトレーニングをバンバンやっているのが大谷選手なんです。


こう考えると、大谷選手だからこのフォームで打てるのか?大谷選手だから肉体改造をしても良いのか?そんな疑問を持ってしまうことでしょうが、日本人野手がこれまでに何人も挑戦して、ホームラン王になったことがないことを考えると、日本の野球常識は実はガラパゴス化しているのでは?という問いをしたくもなりませんか?

なぜならば、大谷選手はやみくもにフォームを作ったり、肉体改造しているわけではないからです。 いまの時代、テクノロジーが進化したこともあって、大谷選手は徹底的にスイングの正体を数値化させながら今のフォームを作っているようですね。


ここに日本人野手のメジャー活躍への突破口があるかもしれません、

そう"今までの常識にとらわれない"スタイルを確立すること。


つまり、日本の野球選手、未来の野球選手となる子供たちに期待するのは・・・

日本の”ガラパゴス野球常識”破りにもチャレンジして欲しい


最後に、大谷選手にお願いがあります。ダルビッシュ選手が実践している『お互いに技術をオープンにしてシェアすることで全体を高める【オープンシェア】』を是非とも大谷選手も実践してほしい!

独自の技術・メソッドを惜しげもなく公開するオープンシェア革命によって、ヤクルトの村上選手や阪神の佐藤選手のような若手スラッガー達が将来、自信をもって海を渡りメジャーで暴れてくれるきっかけ作りをして野球界を盛り上げてほしい!


これまでの常識を打ち破った野球選手の続々と登場するこの楽しみ感!

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