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視覚障害を乗り越えた能力を更に進化させる?~n・a・n・l⑧
今回は2つの番組で取り扱われた”視覚障害”についてボソッとしたいと思います。
ひとつめは、NHK番組『朝までno art, no life』です。この番組で出会った椿冬華さんは、ある日突然、目が見えなくなるかもしれない中で、描き続ける作品があります。椿さんは何を私たちに伝えようとしているのか?
ふたつめは、NHK番組『ドキュメント20min』で放送された「見えない人の“みる”世界」の回にて、既に目が見えなくなった方々のお話、見えない人たちが見えている世界とはどのような世界なのか?
この2つの番組を観るときの私の【メセン】は・・・
テクノロジーの進化で目を再生できるようになったら、再び見えるようにするのか?
それとも、視覚障害を乗り越えた能力をさらに進化させるようとするのか?
視覚障害を持っている方々は、どちらを選択するのだろうか?
椿冬華さん
椿冬華さんは生まれつき耳が聞こえず、幼いころから右目も見えなくなった。左目はまだ穴から除く感じで見えているけど年々視野は狭くなってきている。ある日、突然見えなくなるかもしれない。
そんな椿さんが描いた絵本、『最初に夜を手ばなした』
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だんだん見えなくなっていく目の病気、でもわたしには好きなことがいっぱい!
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絵と文章で自分の気持ちを誰かに伝えていきたかったと、椿さんはおっしゃっております。
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いろいろと失っていくこと、それがどういうことか?
徐々に失っていく方は私たちに何を伝えたいと思いますか?それは・・・
椿冬華さん
「やりたいと思ったことを、後回しにしたくない。後悔する生き方をしたくない。一番伝えたいです。」
この椿さんのメッセージって、誰もが共感する普遍的なものだと思います。
椿さんが切実に私たちに伝えたかったメッセージを聞いた私は、このようなことを実践してみました。
今日が最後の日ということを思って、今日1日を過ごすと、今まで気づかなかったことが鮮明に気づくようになった、つまり、私も”見えなかったものが見えてきた”ということを、体験で実感しました。
番組出演者の方もこのようにおっしゃっております。
内田さん
「絵本、普遍的なメッセージがすっと伝わってくる。」
森山さん
「視力とかが不自由になっていく中で、どんどんと彼女の中で”見えてくる”ものがあって、それが作品に反映されている。」
そこで、今回の私のメセンについて勝手に妄想しますと・・・
もし椿さんが両目の視力を失ってもきっと今まで通り作品を描いてくれるでしょう。
でも、視覚障害を治すことができるようになったら・・・
是非とも目を治していただき、見えなくなったときの世界を、椿さんが見えた世界を、実際に描いてほしい、その作品を観てみたい!と私は思っております。
見えない人の世界を見る
19歳で失明した女性のお話。
「自分なりのイメージを付け加えている
妄想しています。自分の脳がいい加減に作ってる。
”偏見スタジオ”っていうのが私の中に設置されてて
頭の中では、床の色を変えたり、タイル敷き詰めたり
なんかの刺激でそいつらが活動するんですよ。
「これ、これで入れ替えますか?」とかって。」
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そんな彼女が吉祥寺のパン屋さんでドイツパンを買ったとき・・
気分がドイツだから、ふと車輪が聞こえたら、頭の中ではドイツの町並みで昔の台車を押しているイメージが湧いたそうですが、しばらくたってもその方はドイツにいらっしゃるようです。
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なぜならば、しきりに同行していた旦那さんにこのように確認しています。
「でもおかしいな、向こうは普通にビル、吉祥寺なんだよね?」
さらに、彼女のイマジネーションが爆発するのはトレーニング中・・・
「今日の設定は勤務が夜8時くらいまでだったの。羽田の空港からちょっと離れて、遠くの方に飛行機の滑走路がチカチカみたいないな。麻薬捜査犬が好きなので、その子たちが危険な目に遭わないように私もトレーニングして犬を守る設定」
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彼女がこのような境地にたどり着くまでは、長い葛藤があったようです。
「見えなくなって最初の頃はすごくシンプルな映像」
「色もほとんどないし直線ばかりだし人も影だし、全然味気ない映像」
「見て”うん”と思いたいというのは大きかった、当然だけど見えるようになりたかった、元に戻りたいとは当然思いますからね。」
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しかし、彼女のたどり着いた境地では・・・
「自分がどれだけ渇望しても目の前の世界は見えないんだけど、現実とは全然かけ離れているかもしれないけど・・・」
「私なりに愛着もてるような世界を創って、見ているのかなと思います。」
彼女はパラレルワールドに行っている!
この女性の話を聞いて、私はふと思ったことがあるのです。
量子力学の世界では常識となっている”パラレルワールド”に彼女は行っている。
先日もボソッとしましたが、ゼロポイントフィールドと彼女の意識がつながったことによって、彼女の想い通りのパラレルワールドに接続されているのではないか?
だから、ここは吉祥寺だと周りの人が言っても、自分はドイツにいるんだ!というシーンを思い浮かべると、彼女が正しいことが分かります、そう実際にドイツのパラレルワールドに彼女はいるんです。
これが見えてない人が見える世界なんだ!
そう私は実感しました。
視覚障害を持った方の選択
そこで、今回の私のメセンですが、改めて・・・
テクノロジーの進化で目を再生できるようになったら、再び見えるようにするのか?
それとも、視覚障害を乗り越えた能力をさらに進化させるようとするのか?
視覚障害を持っている方々は、どちらを選択するのだろうか?という問いですが、実は番組に出演されていた別の視覚障害の方がこのことについておっしゃっておりましたので、ご紹介します。
その方は2歳で失明した男性、この世界を自分の目で見た記憶はほとんどないという方です。
「僕にとっては見えないって言うのが今の自分の世界がアタリマエなので”見えないから困った”っていう思考にはならない」
「医療が進歩したりして現実的に見えるようになりますよって言われても、すぐには決断できないと思います。」
「見えるようになったら、今までの世界、自分が生きてきた世界がガラッと色々変わっちゃうことがあると思うので・・・もしかしたらそれを選択しないかもしれないですね。逆に怖い。見える人が見えなくなるのと同じくらい怖いことかなと思います。」
見えない人の“みる”世界を私も見てみたい
テクノロジーの進化で目を再び見える様にする技術ができるのでは?ということは誰でも想像できるでしょうが、今回、視覚障害の方がおっしゃったことを踏まえて・・・
視覚障害を乗り越えた能力をさらに進化させるテクノロジーも一緒に発展させてあげたい!
それは・・・同時に、彼らが見ている世界を私たちも見えるという技術です。
見えない人たちが語った”見える世界”のお話を聞いたら、私も見てみたいという思いが強くなりました。
そのため、視覚障害の方々が見ている世界を投影する技術ができたら、想いを共有できそうな気がします。
最後ですが、勝手な妄想を膨らませると・・・
視覚障害の方々が見ている世界はパラレルワールドであるならば、
それを投影できる技術ができるのならば、
私たちもパラレルワールドに行けるかもしれない!!!
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