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「勝つ指導」と「育てる指導」は”バランス”が大事!

今回のボソッとは、小学校3年生以下の育成方法についてです。

こちらもパパコーチを10年やって、どちらかと言うと反省の念を込めてボソッとしたいと思います。なぜなら・・・

3年生以下の育成方法って意外と難しいんです。

今回のキーワードは【バランス】です。

『ゴールデンエイジ』と『プレゴールデンエイジ』

『ゴールデンエイジ』と呼ばれる4年生以上の子供たちは自分が思ったように体を動かせる世代です。

そのため、バントやエンドラン、ツーランスクイズとか”野球っぽい技術”を学んで真似することができるようになります。


ところが、『プレゴールデンエイジ』と呼ばれる3年生以下は”野球っぽい技術”を習得するのが難しい世代ともいえます。

もしも、3年生以下にそんな”野球っぽい技術”をなんとか習得させることができたら・・・


同学年同士の低学年大会では高い確率で試合に勝つことができます。

速球でコントロールが良いピッチャーにはバント攻撃という作戦が有効です。


低学年時代は無敵だったチーム・・・

そんな”野球っぽい技術”を低学年時代に習得して、低学年大会を総なめにした世代がいました。

バントばかりでなく、エンドランやツーランスクイズ、走塁のリードの仕方などの戦術を活かし、相手チームをかく乱しながら、優勝タイトルを次から次へと獲得していきました。


ところが、その世代が6年生にもなるとチームの成長が伸び悩み、

結局は彼らが目標としていたビックタイトルを手にすることができませんでした。


低学年のころにバントの名手と言われた子は、高学年になったらバッティングが不得意となってしまった。

エンドランなど当てることが得意だった子は、ボールを遠くに飛ばせない子になってしまった。

どんなボールでもゴロを転がすことが上手だった子は、バッティングフォームを崩してしまいました。

低学年では考えられないほど緩急がうまかった子は、速球の伸びがなくなってしまった。


「勝つ指導」と「育てる指導」は”バランス”が大事!

もちろん、これには因果関係などないのかもしれません。

ただ、私がみてきた中で、低学年で”野球っぽい技術”を磨いてきた子の中では、意外と高学年になったら伸び悩む子が総じて多かったという印象を受けてのボソッとです。


最後にこれだけはお伝えしたいのですが、

そもそも、ちびっ子たちが野球で一番悔しがるときって、どのプレーだと思いますか?

そのプレー、私が思うのは・・・

「思いっきり振っての空振り三振」

悔しい思いをたくさん体験させて、当たったときにめちゃくちゃ褒めてあげる、

それをきっかけにさらに成長させるというのが、育てる指導なのではないでしょうか。


私の10年間のパパコーチの経験上、

「勝つ指導」と「育てる指導」はバランスよくないといけないんだなと実感。

学童野球の醍醐味はやっぱり6年生で活躍することです。

だから低学年はやっぱり「空振り三振上等!おもいっきり振ってこい!」っていう指導はいかがでしょうか?


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