最強コーチから教えてもらった脳過労社会で子育てする方法
パパコーチが子育てでつまずく最大の原因は【子供に教えすぎ】のようです。
これは私も当然やっちゃいましたが、周りのパパコーチも陥ってしまったという「あるある罠」です。是非ともこれから子育てしようと思う保護者の皆様、この罠に引っかからないでくださいね。
YouTubeでは最新のトレーニング方法や新しいメソッドを分かりやすく楽しく説明しているので、ついついお腹いっぱい【教えたいこと】をためすぎてしまうんですよね。
「おっ、これいいじゃん!子供に教えてやろう。週末の彼らのスイングが楽しみだ!」とワクワクしながら帰宅。
早速、「こうしたほうがいいんだよ!」と半強制的に息子に教えてあげるパパコーチ。
ところが子供たちは、その場ではやってくれますが、日がたつにつれて教えたことは忘れるし、なかなかそれをグランドで実践してくれはしません。
そんな子供たちの姿をみて、帰宅後に「どうしてできなかった?」と子供に問いただすパパコーチ・・・
その罠にかからないような対策は講じることはできそうですが、それは後ほどボソッとします。
『奇跡のレッスン~世界の最強コーチと子どもたち~』
その前に、私が大好きなテレビ番組の紹介をさせてください。
この番組はコーチをやるかたは必見です。実はこの番組が伝えたいことを理解すれば、【教えすぎ罠】を回避することができるかもしれません。
NHK番組『奇跡のレッスン~世界の最強コーチと子どもたち~』
この番組、大好きです。
数年前までは定期的に放送されておりましたが、ここ最近は不定期となっているのが大変残念。そのため、知らない方もいらっしゃると思いますので、まずは簡単に番組紹介します。
この番組要約は、実は番組オープニングで語られている言葉にすべて凝縮されております。
「背中を押してあげれば飛躍できる子供たちがいる」
「大人には何ができるか?」
具体的には、野球やサッカー、テニス、バスケといったスポーツ系から、料理や作家といった文科系までの幅広い業界から呼ばれた世界一流コーチが、1週間レッスンで子供達の眠っている力を引き出していく番組なのですが、これは、もうね、非常に勉強になるんです。
世界一流コーチに共通して言えるのは、子供達を「怒らず」、子供達に「考えるきっかけ」を与えるだけで、見事に子供達が変わっていきます。その子供たちの姿を見ているだけで本当に幸せを実感しています!
でも、実は子供よりも大人(親やコーチ)の方が大きく変わるというのが非常に興味深いところなんです。小言ばかり言う親、押し付ける指導ばかりするコーチ、そんな大人が番組最後には“ みるみる変わっていく ”、ここがこの番組の最大魅力の場面。
そもそも子供は誰もが輝きを放っている存在ですから、飛躍させるために大人の責任は重大だってことがよく分かりますね。そのことに気づいたからこそ、一流のコーチになれた、ということなんでしょうね。
子供を変えるよりも自分から変えましょう
つまり、子供を変えようとするよりも、まずは大人(自分)が考え方を変えたほうがよさそうですね。
「あっ、この方法良いな」と思ったら、教えるのではなく、まずは自分がやってみる。
「お父さんね、こういう考え方でやってみたら、仕事でうまくいったんだよ」
「こういうことで困っていたから、本当にやってよかったんだ」
「君も困っていたことがあったら、その方法を教えるから、いつでも声かけてね」
と、子供に声掛けできるくらいがちょうどいいコーチングなのでしょうね。
でも、子供はすぐに興味はもたないかもしれません。
それでも子供自身でそれをやってみたい!と自分自身で決められるようになるまで待つしかありません。
とにかく、子供が自分で決めるまで待つしかないんです。
一流のコーチは待つことができますが、私は待つことができませんでした・・・
今の時代はとにかく情報があふれている、子供たちも学校や私生活の中でたくさんの情報をあびまくっている状況ですからね。
しかも、YouTubeなどの映像からたくさんの情報を簡単に入手できる時代。
だからこそ教えてもらうことに慣れすぎているのがいまの子供の特徴だと思います。
親から教えてもらえることをありがたく受け取ってはくれない、
それが今の時代の子供たちなのではないでしょうか。
絶えず膨大な情報が脳に入ってく脳過労社会>の中で、どのように子育てすればよいかを教えてくれた最強コーチに感謝です。
大人が楽しそうにやっていたら子供もやりたがる!
例えば…
「バッティングには体重移動が大事」と教えたいなら、まずは自分が実践!
「今日ね、お父さんね、電車の中で体重移動をうまくつかっていたら、あらゆる場面で”踏ん張ること”ができて、結構な時間、手すりにつかまらずにバランスよく立つことができたんよね。この体重移動、バッティングにも活かせるみたいだよ、力強くバランスよく身体を使えるみたいだからね。もし、やってみたかったらいつでも声かけてね」
そして、子供がやってみたい!と自分で決めることができるまで、とにかく待つ。
それまで、お父さんは色々と実践して、自分自身を鍛えておいてください。
いつの時代も変わらず有効な子育て論は存在します。
”大人が楽しそうにやっていたら子供もやりたがる!”
辛抱強く待ちながら、大人も楽しんでいきましょう!バッチコイ!
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