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君は、そしてチームは、当事者意識をもっているのか?

甲子園でもプロ野球でも、ストライクが入らず苦しんでいるピッチャーの姿をよく見ますが、このピンチを救った場面の多くは、仲間達からの声掛けと、温かい声援が送られていませんか?

ピッチャーはみんなから力をもらうことでピンチを乗り切り、抑えたピッチャーを全員で温かく向かい入れてあげた光景、そんな光景なら何度見ても胸が熱くなりますよね。


学童野球でも少年野球でもストライクが入らず苦しんでいるピッチャーの姿をよく見かけます。

低学年のちびっ子ピッチャーがストライクが入らない姿を観るのは、応援する側からすると見ているだけでも本当につらいですよね。

途中からやる気もなくなり、監督コーチからのアドバイスを一切聞き入れる余裕もないほどになったちびっ子ピッチャーを何人も見てきました。

そんなシーンの多くに共通していること、それは・・・

あまりにもストライクが入らないため、周りは何もせず静まり返るだけ。


”当事者意識”を持って戦っている?

ストライクが入らないのはピッチャーだけのせいでしょうか?

「僕らのせいではない!」

そうなんでしょうか?

みんなそう思っているなら、その考えを直そう、そしてこう思おう、

「ストライクが入らないのは自分にも関係がある、だからなんとかしないと!」


試合で起こる様々な問題は自分にも関係していると思うこと、

仲間が苦しんでいるならば自分がなんとかしてやろう思うこと、

この問題は僕らの問題なんだ!

そのように考えることを難しい言葉で言うと、「当事者意識を持つ」と言います。


君が当事者意識を持ったら・・・

当事者意識を持った人たちが集まっているチームを想像してみよう。

何か問題が起こっても、あの子だけの問題ではない、これは自分の問題でもある、

だから、みんなで考えよう!

そして、みんなの力で解決できたら、みんなで目いっぱい喜ぼう!

マウンドにかけより声掛けするとか、

タイムをかけてピッチャーの背中に手をかけて落ち着かせてあげたり、

ベンチからは温かい声援を送ってあげたり、


もし、君が、そしてチームが当事者意識を持っていたら、色々とできるんじゃないかな。

強いチームとはこの当事者意識を持ったメンバー達が集まっています。

みんなの力でピンチを乗り切るチームは強いんです。

みんなで解決する、みんなで喜ぶ、そうしたら”ゲームの流れ”ってやつが突然やってくるもんなんです!

”流れ”がやってきたら君たちの勝利は近い!奇跡の逆転劇!!!


どうやったら”当事者意識”を持てるかな?

実は当事者意識を常に持ち続けることは大人でも難しいことなんです。

ロシアがウクライナ侵攻する問題、これを”遠い世界で起こっている問題”と考えるか、それとも”これは私たちの問題でもある”と考えるか、平和なGWが続いている日本で、常に戦争について自分の問題と捉えて、何かしないと!と考えることって、難しいんだよね。

だから、大人は毎日ニュースを観て、世界で何が起こっているのか、それが私たちにどう影響してくるのかを考えるために、まずは”知ること”で、当事者意識を持つように努力しているんだよ。


そこで、みんなは当事者意識をもつことについては、せめて野球の試合中だけでもいいからこう考えてごらん、

「これは自分の問題なんだ!」

試合中に起こったことは自分にも関係あるんだという当事者意識を持ってごらん。

そして、試合をふりかえってごらん、

当事者意識を持った自分を想像してごらん、

あの試合で何かできたことはなかったかな?

何かピッチャーのためにできたことはあったんじゃないかな?


そんなことを思った君は、既に”当事者意識”を持った野球選手になっているんです!

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