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サウジ、逆ギレで増産へ。他の王子は粛清。

OPEC+で大規模な減産を提案していたサウジアラビアですが、ロシアが減産に反対したことで、OPEC内でも収集がつかなくなり、金曜に会合は破談しました。

ここまでは金曜日のニューヨーク市場で織り込み済みでしたが、週末にはサウジアラビアが「言うこと聞かねぇなら増産してやるよ!価格競争だ!」と言って週明けの原油価格は先物で30ドル台まで暴落しています。(チャートは1バレル当たりの原油価格$)

また、減産に反対したロシアですが、通貨ルーブルは絶賛暴落中。(この時間は気配値ですが、チャートの上がドル高ルーブル安です)

さらに、レバノンのデフォルトやニューヨークもコロナウイルスで緊急事態宣言をするなどのニュースが週末にでており、S&P500の先物も2800台まで暴落しています。

そのような中、サウジアラビアのムハンマド皇太子は「クーデーターを企てた」として前皇太子などを含む有力な王族らを拘束し、粛清しました。

恐らく、原油価格の暴落でサウジアラビアの経済が悪化するのが明らかな中、批判を受ける前に政敵を粛清したということでしょう。

たまに、週明けのアジア時間にできるギャップ(特にドル円などの為替チャートの窓)は殆どの場合、24時間以内に一度は埋めることが多いですが、今回はどうでしょうか。

週末のニューヨークも心なしか、五番街も人が少なめで、ローカルニュースはコロナウイルスの話ばかりです。

トイレットペーパー買いに行こう・・・。

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