【旅の前日】重責を担う部長が1週間休暇で海外旅行するためのコツ

今日は仕事です。
結構重めなタスクも山積みです。

しかし、私は明日飛行機に乗ります。
南の楽園へ。Aloha~

組織管理職（部長）が、1週間休暇で海外へなかなかハードルが高いようです。

部長がのんきに1週間休めない理由

その理由とは、

1. 業務上の予定が詰まってて、1週間も空いてない！

2. 自組織の管理があるのに1週間も休んでられない！

3. 何となく心配！

こんなところでしょうか。

私が思うに、

そんなの全部妄想。
そんなの全部自意識過剰。
そんなの全部気のせい。

そもそも会社というのは多くの人が働き集団で機能するものです。
一人一人の活躍はもちろん重要ですが、それがないと会社機能が止まってしまうようであれば、それこそ事業継続性に課題があります。

部長の労働観、今昔物語

年上の部長さんたちの多くが、部下にはたっぷり休暇を与えて、その代わり自分は仕事優先。それが部下思いの上司だぐらいのしたり顔をしています。
仕事好きなんでしょうから、それはそれで良いです。

しかし私は違う。部下のことは信頼しています。
それぞれ業務を調整してもらい休暇も取ってもらいます。
それと同じように自分の休みも大切だと考えています。

だから、年休もよく取ります。夏休みとなればかなり前広に、「私はこの週休みます」宣言をします。
そして、堂々と行き先を言います。羨ましがってもらいます。
社長以下、全役員にも言いました。

私が思う従来型上司とは価値観（労働観）の違うのだと思います。
部下から見て、休みを取る上司は仕事をしない、ダメな上司でしょうか？

私は全くそうは思いません。役職が上がるにつれて、責任が上がるのは当然ですが、その代わり365日仕事人間みたいな上司像は、組織の健全な成長、社員の成長のために、阻害要因になるとすら考えています。

これが会社としての未来につながるんだと使命感を持って休むと言えば大袈裟かもしれませんが、そんな感じです。

最初の休めない理由に戻ってみましょう。

1. 業務上の予定が詰まってて、1週間も空いてない！

2. 自組織の管理があるのに1週間も休んでられない！

3. 何となく心配！

これらは自意識過剰な妄想なのですが、それでも現実的な解決策があったら嬉しいですよね？

そこで、自称・激務＆重責部長でも安心して海外旅行をするための準備について考えてみました。

部長の予定空っぽにできますか？

一つ目の課題、部長の予定は”しょうもない”会議で常にいっぱい。とても1週間も休めない。
ありますよね〜定例会議、会議のための打ち合わせ、報告書類の作成、決裁（さすがに押印は減ったかもしれませんが^^）

そもそも考えてみてください。
それら全部無くせますか？もし予定をブロックすることでそれらを回避できるのであれば、そもそもその会議や予定は最初から不必要である可能性が高いです。（少なくとも週次では不要）

しかし、そうではない大事な会議やその時必要な意思決定の可能性もあります。

それを飛ばしてしまっては、業務に重大な支障が起きる可能性があります。
いくら休暇が権利であったとしても、それがあるのが部長という立場です。

では、どうするか。

休暇中に、その予定をあらかじめ入れておけばいいのです。
私の場合、自らの議案がある経営会議と今まさに佳境を迎えている開発案件のベンダーとの会議はこの1週間外せません。
なので、今回は休暇中にその予定だけは組み込んでいます。

部長がいないと決裁が回らない

二つ目の課題にも通じますが、1週間不在にすると必要な意思決定が止まるという心配事もありますね。
これについては2つ回避策があります。
1. 権限を委譲する。
2. 会議同様に、それも遠隔で決裁する。

コロちゃんの恩恵と言いますが、日本企業のデジタルツール導入もだいぶ進みました。
会議は対面からWebミーティングになり、電子契約やワークフローツールも当たり前になりつつあります。

なので会議同様、自分でやることも可能です。

しかし、私のおすすめは、この機会に権限委譲をすることです。
やらせてみるということです。
部長の仕事は課長にやらせてみる。それによって組織としての事業継続性を高めましょう。意外と部長は大変なことをしていたんだなと課長も気づいてくれるかもしれません。

そのために、日頃から決裁基準を明確にしておく、権限委譲する業務を整理しておくことが大切です。（もちろん委譲できるかは会社のルールにもよりますが）

そうすることで、ほとんどの決裁は止まることなく回ります。

部長の心配は尽きない！

外せない会議対策、権限委譲を駆使して、最後に残るのが「何となく心配だ」です。

休みの時くらい、仕事を忘れて、リフレッシュしてください。
実際のところ、あなたが1週間いなくても大きな問題は起きません。
部下からも任せてください！

そう言われても、心配の種があるのが部長という役割です。

そんな心配は、受け止めましょう。
それでこそ部長。
どうしても心配ならメールチェックすればいいです。
それで落ち着くなら、その方がゆっくり休めるはずです。

会社の経費でWifiを借りるくらいできるでしょ。
夏休みの目的がリフレッシュであるならば、全てを手放す必要はないかもしれません。

手放すものは手放し、手放せないものは、受け入れる。
その線引きをするだけでも心はとても安らかです。

そんなこんなで私は準備万端？ではないけれど、明日からのんびりしてきます✈️

Mahalo