【秋の旅】歩かない森林浴
突然に妻が言いました。
"I want to take a deeeeep breath in a forest."
確かにそう言いました。日本人なのに英語で。
子どもたちの体調はまだ万全とはいきませんが、だいぶ元気になりました。
今週はお熱やら、学級閉鎖やらで家にいることが多く、新鮮な空気を吸うことは子どもたちにとっても良い気分転換になると思いました。
ということで、どこへ行くかと話し始めたのがすでに11:30。
そうなのです。我が家の出足はいつも鈍いのです。
今日は多摩川の花火大会がひさしぶりに開催されるとあって、家の周りは人の出も多く交通規制もあるので、少し遠くへとのオーダーでしたので、同じ東京でも八王子の方で秋の散策でもするかとなりました。
行き先は、秋川渓谷。
実は行きつけの超絶に美しくて美味しい会席料理屋「燈々庵(とうとうあん)」があって何度か訪れているのですが、食べるために行ってただけなので、あまり歩いたことがありませんでした。
今日は少し渓谷沿いを散策して、この辺りではかなり有名な「瀬音の湯」に入って帰ってこようということになりました。
すでにお昼になっていました。
急いで準備していざ出発。
さすがにこの時間ならと思ったのも束の間、ナビが示す到着予想時刻は15:40!!!!まさかの3時間半コースでした。
高速は諦め、都内の下道を縫うように西へ西へと目指して調布へ着いた頃には、子どもたちの「お腹すいた〜」の大合唱が始まっていました。
仕方ないので、味の素スタジアム前でピットインして、あまり食べたくもないラーメンを食べる。
時刻は14時すぎ。
これはもう厳しいねと一度は近くの公園での遊びを決意したものの、そこもせいぜい1時間くらいで飽きそうだったので、「やっぱり行くか、秋川渓谷!」となって、再び出発。
高速もさすがに空いていて、スムーズに八王子まで。
そのまま最終目的地のはずだった「瀬音の湯」へ。
15:40ようやく秋川渓谷「瀬音の湯」へ到着。
暗くなる前に、辺りを散策だ!とよくわからない獣道を上がり始めました。
素人が遭難するよくあるパターンだったので、引き返したところ、川の方に出られる散策路を発見!
途中、サルに追いかけられながら、ようやく渓流沿いに出ることができました。
時刻は16:30。蛍の光が流れ始め、深呼吸をするまもなく退散。。。
結局、ほとんど歩かず、「瀬音の湯」へ。
私たちよりも、秋川渓谷を堪能したと思しきハイカーたちによって大変混雑していました。
それでも、うる肌部門で全国1位をとったこともあるこちらの温泉の泉質は、アルカリ性でとろっとしていてすべすべになりそうなとても良いお湯でした。
露天風呂から見る山々には本当に癒されます。これが森林浴。
とりあえずハイキングの疲れではなく、運転の疲れは吹き飛びました♨️
すでに18時を過ぎて、あたりは真っ暗。
ご飯どうする?このタイミングで帰宅しようものなら花火大会後の大混乱の中に飛び込むことになるぞということで、近くで食べて帰ろうとなりました。
せっかく来たのだから、燈々庵が良いですが、子ども向けのメニューがないことと、そもそも予約していないので無理だとすぐ気づきました。
そこで近くの姉妹店「黒茶屋」を目指してみることにしました。
普通は予約していくお店だと思いますが、我が家は空腹メーターに合わせてノリで突っ込んで行きました。
土曜日ということもあり、車も多くこれはダメだと思ったら、まさかの1部屋だけ空いてるとのこと。
超ラッキーでした!
お店の方のホスピタリティも抜群でした。
何よりこちらもお料理が素晴らしい、そして美しい。
こちら黒茶屋は子ども用会席メニューもあり、子どもたちも大満足。
(*写真がなくてすみません。)
結局、最後までほぼ歩かずでした。。。
森の中で、深呼吸をしたいという妻の目標は叶ったわけだし、期せずして黒茶屋のお料理もいただけたことで、我々家族としては大満喫の1日旅行となりました。
帰りは、高速もスムーズで1時間ちょいで帰ってくることができました。
みなさんもこの秋、歩かない森林浴へ秋川渓谷を訪れてはいかがでしょうか?
ちなみに、今日現在は全く紅葉はしていませんでした笑
都会で実践できる農ライフ、読書、ドイツ語、家族などについて「なぜかちょっと気になる」駄文・散文を書いています。お読みいただき、あなたの中に新しい何かが芽生えたら、その芽に水をやるつもりでスキ、コメント、ほんの少しのサポートいただけると嬉しいです。