書を捨てよ、街へ出よう/230829
座学で知るよりも、人から知りたい
ただ勉強できないだけだけど、そんなわけで今日は大冒険してきた保留なのであった。
それだけのことを大袈裟に巨視的に捉えるとこうなるという話。
小さな出来事から本質を抽出するとこういう話になる。
けっこう疲れているので抽象的な話になりそうだけどがんばる謎の使命感。
概念的に話すのが楽で、普段は頑張って身近なものにすり替えて例え話をするようにしているけど、疲れるとその手間がめんどくさい。
やべー方向音痴
相貌失認(人の顔が覚えられない)の中?に街並失認(街並みわからん)があるらしく、どうやら両方あって、街並失認がひどいらしい。
呆れられて言葉を失わせるほどの方向音痴なので、とあるところで聞いたらそんな答えが返ってきた。
一言で言うと、地元の大きな駅に自転車で行った。
それだけ
用事ついでに自転車探検
午前中はのんびり仕事をしていた
とりあえず健康保険が無保険はさすがにやばすぎだろと思い、市役所へ行くも、のっけから自信満々に建物を間違えて誘導されたり、割と自分が動くと珍道中が起こりやすい。
終わってからふと、大きな駅が近いかも?と思い、Googleマップで見ると本当に割と近かったので自転車で行ってみることにした。
めちゃくちゃシンプルな道順でも迷うのが保留なので、ハラハラしながら自転車を漕いでいると着いた。
あまり行かない街だけど、昔はよく行っていたので「うわー自転車でここ通るとぜんぜん違う!」というsomething break throughがバシバシに感じられた。
目的はメガネ作り
目が見えなさすぎやばたんだけど、ワイの目は商売道具
焦点合わない
乾く
輪郭見えなくなる
色見えなくなる
かすむ
ぜんぶきたし、チャリできた
ブルーライトカットのメガネを買いたいけど、レンズに色が入るってことは、実物の色がわからなくなるわけで、デザイナーとしては割と悩むのだ。
そもそもモニターの色そのものだって端末ごとに違うわけで、ここは本気で悩むところなのだ。
だけどもう目が終わりすぎているので店員さんを捕まえて聞くと「デザイナーさんだとやっぱり色が…」と言われ、おそらくこの悩みって割とデザイナーあるあるなんだろうなと思った。
だって色扱うからね…
最高の店員さん
話していたら共通点を見つけ、すごく仲良く話してもらった。
レンズを作る時もとても親身になってくれて、というかその女の人が多分普通にすごく賢くて、抜かりのないわかりやすさ。
思わず「めちゃくちゃわかりやすいです、ありがとうございます」と感嘆した。
LINEアカウント/アプリを繋ぐといい、と言われて「うーん」と言っていると「めんどくさいですか?笑」と言われ「いえ、パケット使いたくないんですよ」と真顔で言うと笑っていた。
いや死活問題ぞ?我povoだから都度買うの嫌なんやぞ?
すると笑いながらこそっと良いことを教えてくれて、つられて私も笑ってしまった。
肝心の目ん玉について
てっきり近眼も老眼も進んだと思ったら、全く進んでないらしく、目も悪くなってなけりゃ(過去データより)、老眼もほぼなってないらしい。
乱視がまぁまぁだけど、つまり目は悪くなってない。
なんで?
しかし通常通り、裸眼は0.03以下で測定不能。
これはいい、いつもだから。
じゃあなんでこんなに見えないの?と不思議がっていると、「疲れでしょうね笑」と言われる。
まじで?
その他にも具体的にたくさん視力や目の話を聞かせてくれて、もう感動。
感動しちゃった。
レンズの厚さひとつにしても的確に説明してくれて、私の仕事のことをすごく考えてくれていて、魅力しかない!可愛い!好きィ!
目をケアしたんねん
後日受け取りのレシートをもらってドラッグストアに走った。
こんなに見えないのに機能的には問題ないとかどないやねん、と鼻息荒く歩きながら三四郎のラジオを聴く。
こんな時に限ってめちゃくちゃ面白い話になってしまい、「ははは!」と笑いたかったけれど「大人としてそれはいけない」と思いながら、かわりにニヤニヤして歩くことにした。
しかも面白くて何回か戻して聴いた。
ちなみに高校時代、ゲラの我々は「思い出し笑いをどうやって外でしのぐか」をよく情報交換しており、マキが「マキねー、ケータイで話すフリしてる!」とbreak throughな答えを出した。
マキどうしてるのか…
1999年の、まだporterとAPEが流行る前から持っていたマキ…
「へーこういうのあるんだ」と思っていたら2年後に爆発的に人が持ち始め「マキ…!」と、きっとうちのクラスの誰もが思っただろう。
なんだこの話
一発で治ってしまった目
ドラッグストアでしばし目薬を眺め、こんなに目薬コーナーが大きいのって日本だけなのでは、ここから国民性が見えるのだな…としばし考えた。
とにかく優柔不断なので手にとっては戻し、を繰り返して「お前に決めた!」とレジに持っていく。
めぐりずむを抱えて。
一瞬店員さんの手が止まり、こう聞かれた。
「こちらの目薬は以前購入されたことはありますか?」
え?なに
無いと答えると「少々お待ちください」と言って、奥から白衣のメンズが出てきた。
分厚いファイルをレジの人が開いて私に見せ、白衣メンズは私に何かを説明していた。
すまん内容は忘れた
白衣メンズはおそらく薬剤師さんで、この儀式はおそらく購入に必要なんだろうなと思っている間に終わった。
お店を出て早速さすも、なんでか出てこないので持ち帰る。
すぐ使いたいのはその場で開けるし食べたかったら食べるタイプ。
帰り道わからん
単純な道だけどわからん
何がわかんないの?と聞かれても、わからないことがわからない。何がわからないのかわからないから説明もできん。
と、自転車を漕ぎながらふと考える。
「もしかして私の話がわかりづらいって言われるのって、この感覚?
いや、でもあんなにわかりやすい話してんのに?
いやいや、それは私だからわかるわけで、相手も道について「あんなにわかりやすいのに何がわかんないの?」と思っているのだろう。
なるほどな…」
相手の立場に立てば大体わかる
大冒険終了
やっとこさ帰宅しお風呂に入り、珍道中を母親に話すと毎度のことながら呆れ果てていた。
他との能力の差がえげつないタイプなので、母親からすると「我が娘ながら考えられへん」となるのだろう。
話しながら何気なく目薬をさした
治った
全部見える
全部焦点合う
全部かすまない
全部痛くない
全部ハッキリ見える
自分を変えたい鬼
いつも自分を良くしたい
なので思い立ったら早く行動したい
だけどパニックのおかげでその行動が32年間も制限され、おかげでインドアを性格だと思ってしまっていた。
2年前から自分はフラフラするのが好きなんだと知って、だけど今でも制限されてしまう。
でも多分、制限されているのは身体ではなく心なのだ、と最近思うことがあった。
おかげで子どもでも簡単にするような行動が、私にとっては大冒険になる。
だけど大きなbreak thoroughと、大きな気づき、大きな達成感に、大きな気持ちを手に入れられた。
正直体調はあんまり良く無いけれど、だけどきっとそれは心が制限されているからなのだとわかった。
ただでさえ自由に生きているように思われるけれど、私が欲しい自由なんて、こんなものではないのだ。
それにしても視界が良い
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