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ミラクルクエスチョン/230730



もし今、全ての苦悩や障害がなくなったら、あなたは何をしたくて、何を求めているのか?


ミラクルクエスチョンとは


ミラクルクエスチョンはカウンセリング方法の一種だ。
そしてこの質問を投げかけるらしい。


もし今、全ての苦悩や障害がなくなったら、あなたは何をしたくて、何を求めているのか?


これはけっこう究極だと思う。
解決にも向くけれど、自分の足枷いらないものプライドのために捨てないもの体裁のために持っているもの、そういうものにも気づいてしまう
諸刃の剣でもあるけれど、良いとは思う。

というのも、かつて私はそれを一人でやってしまったからだ。


大きな衝撃


6年前だか、ふと夜中かお昼に今とは真逆の非生産的な自己対峙をしていた。

ふとした瞬間に「ん?じゃあ、今抱えてる悩みがなくなったら私ってどうなりたいんだ?」と思ってしまった。

思考内でのありとあらゆる扉を取っ払ってしまったのだ。

パニック持ちで外にも出れない、働けない、遊べない。
何もできないけれど、もしこの障害が無くなったら、私は何をしたいのか?

本当は、何が欲しいのか?

それを理解した瞬間に大きな衝撃を受けた。
考えてはいけないことを考えてしまった罪悪感や、嫌いな類の背徳感に包まれてしまったからだ。

そしてしばらくはそれを見ないフリをて過ごせた。


自由を求めていると認めた


数年後、やっと「あの時の気持ちを整理しよう」と向き合えた。
考えないようにして言語化せずに生きて、ある程度落ち着いてきてから紐解いたのだ。
ちなみに当時は生活保護なので人様から見たら全く落ち着いてはいない。

「結婚ではない」

数年前、自分の問いかけにまずそれを思ってしまったのだ。
旦那さんは大好きだった。
本当に感謝していて大好きだった。

だけどそれを思ってしまったから、大きな衝撃、罪悪感、背徳感を抱いたのだ。

それだけ自分にも他人にも正直で素直だったのだろうと思う。


ロードムービー=?


以前、恋人と好きな映画ベスト3の話をしていて、私が出した3本はロードムービーばかりだということにその時気づいた。

「え、まって、ロードムービーばっかりだ」

「あれだね、魂が自由を求めているんだろうね」

自由。

自由は怖い。
制限が欲しい。

だけど、求めているらしい。

できるだけ自由でいられる方法も知っている。
肉体的にも精神的にも自由が欲しい。

それが私の答えで、まだ実現できてない。
だけど、少しずつ少しずつ、薄皮を剥くように核心に迫ってもいる。


心理学の勉強は答え合わせだった


なんか心理学に詳しい人、から、心理学の資格を持った人へ説得力を持たせるために受験した心理学検定。

勉強を始めてみると39年の自分の感情や概念に名前がついていることを知った。
孤独が和らいで、すごく安心できた。

なんだ、太古の昔からみーーんな、病んでる病んでる。

ミラクルクエスチョンも「へー勝手にやってたあれってちゃんと方法論であったんだ!」というように、なんだか「大丈夫だよ、合ってるよ、間違ってないよ」と背中をぽんぽんされた気持ちになれた。

特に勇気をもらったのはフロイト。

とても有名で、沢山の概念を遺し偉業を成し得た人。
一方でちゃんと家庭を持ち、晩年まで研究に明け暮れ、大病をして手術をしてもすぐに仕事をしたらしい。

そして、最期の瞬間に、知り合いのお医者さんに多量のモルヒネを投与してもらって亡くなっている。

偉業を成し得て、更に人としてもしっかりと生き、最期を自分で決める。
その生き方が私のロールモデルになった。
偉業は置いておいて、仕事をして生涯現役で、人としても家庭を持ち、最期も自分で決める。

私が一番求めている生き方、死に際だ。

そしてもう一つ安心したのが、フロイトは生涯、不安症を抱えていたらしく、その事実に安堵したのだ。
あそこまで色々と研究して病まないわけがない。
そのリアリティ溢れるフロイトにとても尊敬の念を抱かされた。

ちなみに袂を分かったユングはシンプルに見た目が好みだ。

そう、見た目が好みだ。



おわり

ユング、これ

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