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roll with it という日本にない言葉

Just roll with it. と言われたら、なんと言われているかご存知だろうか。
Roll 「転がる」という意味なので、直訳は「(それと)転がれ」という意味だが、人間が転がるよう命じる状況はなかなかないだろう。

Roll with it. 
「臨機応変にやろう」「なるようになるさ」「流れに任せていこう」

実際に転がるのではなく、周りに合わせて転がっていくイメージなのである。
justがついていたら、「ただ臨機応変にやろう」という意味である。
ニュアンスとしてはそんなに変わらないので、口癖の違い程度に思っていてもいいかもしれない。

I rolled with his plan.
「彼の計画に合わせた」

She was rolling with the crowd.
「彼女はみんなに合わせていた」「彼女は周りに合わせて臨機応変にやっていた」

上記のように、it の代わりになにに合わせたかを書けば、もっと具体的な表現になる。
しかし、一番多く使われるのは命令形の roll with it か I just rolled with it.という自身の話だろう。

似た意味合いのフレーズはいくつかある。

Go with the flow.
「臨機応変に」「流れに任せて」

Go with it.
「そのまま続けて」「流れの通りにいこう」「一緒にやろう」

Go along with it.
「そのままいこう」「臨機応変に」「それに沿っていこう」

とてもシンプルで使いやすいフレーズなので、よく耳にする機会もあるだろう。


I prefer to plan things so I don't really like rolling with it; but I still do it.

計画を立てるほうが好きなので、臨機応変ってそんなに好きじゃないんですよね。それでもやりますけど。



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