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hands down という日本にない言葉
Hands down と言われたとき、どういう意味かご存知だろうか。
「手を下げろ」という意味もあるが、そのような状況はなかなかないだろう。
いくつかある他の意味合いのほうがよく使われているフレーズである。
He won the race hands down.
「彼がレースに軽々と勝った」
hands down は「簡単に」「軽々と」という意味である。
辞書で調べると出てくるのはこちらの意味だ。
しかし、もう一つの意味合いでも使われている。
Hands down, it's the best.
「断然それが一番いい」「絶対それがベストだ」
Hands downというのは、definitely や most certainly などのように「絶対に」「確実に」と強調するための表現として使用されている。
しかし、definitely や most certainly と違うのは、正式な場では使わない表現だということ。
Hands downは、友人など砕けた表現が許される相手と使う言葉である。
アメリカ人だけかと思っていたのだが、イギリス人のYouTuberも使っていたので、結構グローバルに使われている表現のようだ。
It was the best, hands down.
「一番良かったよ、絶対」
It was, hands down, the best.
「絶対一番良かったよ」
It was the best party I've been to hands down.
「今までで行ったパーティーの中で断然よかったよ」
文の最後につけたり、強調したい単語の前に置くこともできる。
definitely や certainly などと同じ位置と考えれば覚えやすいだろうか。
おそらく、軽々と、圧倒的に、という意味から転じた強調の言葉である。
なので、悪いニュアンスよりもいいことのニュアンスを強調することのほうが多い。
また、違う文脈で使われる hand down を動詞として使うときの意味は「渡す」「伝える」「残す」「継承する」である。
Hand down the papers.
「書類を渡して」「書類を回して」
I was handed down my grandmother's ring.
「祖母の指輪を渡された」「祖母の指輪を受け継いだ」
The legend was handed down for generations.
「伝説は何代にも渡って残されていた」
My goal hands down is to be a good person.
私の目標は良い人間になることです。
(翻訳などでないほうが自然なときは、日本語に反映されないときもあります)
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