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都会の空気を吸って。

こんばんは。
今日は、島から本土へ戻った感想を綴りたいと思います。

"着いてしまったよ”

出雲から夜行バスで8時間かけ、名古屋駅に着いた。
見慣れたビル群。人の多さ、建物や店の多さ。
カラオケに、スターバックスに、マクドナルドに、ラーメン屋さん。
私の好きな物たちが一斉に目に飛び込んでくる。
視界に入る情報量の多さが、都会を感じさせる。

名古屋駅のビルを見た瞬間に、「わ、、帰ってきてしまった、、嫌だ~~~!!!!!!」と独り言をつぶやいた。
その瞬間から本当に海士町へ帰りたくなった。
やっぱりユートピアなんじゃないかって時々思う。
都会になれているとは言え、3ヶ月真逆の環境でストレスなく過ごした後の都会というのは以前に増してストレスを感じてしまう。

早速、マクドナルドに入り、朝マックを食べた。
その後、電車に乗った。
久しぶりの感覚で、JRは窓から広い空を眺められるから好き。
気付いたら、スマホで窓の風景をカメラに収めていた。
完全なる田舎もんの行為かも知れないなと、笑ってしまった。

"情報過多だよね”

電車から降りる。
久しぶりに信号を見た。
交通量の多い道路、街を闊歩する人々。
車の多さとそのエンジン音、耳から入る情報量の多さに疲れた
海士町では、信号もなければ道路も1車線で、自転車の台数の方が多いのではないかと感じられるほど。

コンビニに入る。
海士町にいたときは全く食べなかった、ホットスナックにお菓子にスイーツ。様々な商品展開に興味をそそられ、気がつけば何かしら不要な物まで購入してしまっている。やはり都会にいると、このようにして目に付いた物をついで買いしたり、広告に踊らされて散財していたのだと思い知らされる。
海士町ではストレス解消が自然の力を利用していたので、散財して不必要な物を買ってしまうことは無かった。

駅前。
人の多さに酔いそうになる。
海士町の人口密度はとても過ごしやすく、快適だった。
ここでもまた、海士町に戻りたくなった。

延長して海士町に滞在することも視野に入れて考えていたけれど、
ユートピアの地に長くいすぎることで、本土へ帰られなくなってしまいそうで怖かったのと、田舎にいると本土における目まぐるしい社会の変化のスピードに追い付けなくなって取り残されたかのような気持ちになると聞いて、それもまた避けたいと思った。
だから、延長したい気持ちを抱えつつも、本土へ戻り、他の場所にも足を運ぶ選択をした。

まとめ


本土へ帰ってきて、息苦しさを感じる。
それは人や建物や店の多さから来る、情報量の多さと、五感を刺激される疲労感と、人の多さ故の空気の濁りを感じた。
総じて、海士町は素晴らしく生きやすい土地だなと確信した。
コンビニが無くたって、JAや商店があれば事足りるし、無駄な建物が無いから消費社会から離れられることで、ストレス値がぐっと減るのを感じるし、不便で無いどころかむしろ住みやすく、生きやすささえ感じられる。
いつかまた、住まわせてもらいたい場所になった。

追記


先日、ゼミの仲間に会いに大学へ行ってきた。
地下鉄に乗りたくなかったので、チャリをこいでいった。
ここで電動自転車のありがたみをこれでもかと実感した
大学には、新しくファミマが出来ていた。
あとはあまり変化していなかったけど、やけに無機質に感じた
それは建物全てがコンクリートで出来ていて、海士町のような木製の建物が無く、自然も少ないから。
花壇を作って、お花でも植えたらましになるのになと思ったりした。
色々感じることはあったけど、とりあえずみんなに会えて近況報告が出来て良かった。みんな良い意味で変わらなくて、安心したし居心地が良かった。
本当に素敵なメンバーで、休学することで共に過ごす時間が短くなってしまったことだけはどうしようもなく悲しいけれど。
みんなが頑張っているから、私もまた頑張ろうかなという気持ちが芽生える。ありがとう。

ではこのあたりで。
おやすみなさい。

p.s.電チャリが恋しい。普通のチャリのスピードの遅さに幻滅し、もはやこれはチャリではないという感覚に。電チャリで坂道もかっ飛ばしたい。田園風景を横に、風を切って進みたい。
やっぱり田舎の風景が、空気が、人が好き。

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