さくら | daily
寒さもすっかり和らぎ春の気候になり、桜が咲いたかと思えばもう葉の緑が眩いばかりになっていました。花粉症なので桜を見にそぞろ歩くこともないのですが、家の近所には学校があり、学校には桜がつきもので、そこで春の訪れを感じることができるというのはありがたいことであります。
桜といえば卒業の季節なわけですが、我が家もようやく娘2が卒園式を終え、4月からは小学生になります。月日が経つのは早いもので、大変だと思っていた保育園の送迎もなくなると思うと実にスッキリとした気持ちになります。小学校からは義務教育になるわけで、親の就労状況に関わらず学校に行くことが義務になります。つまり、就労証明を出す必要がなくなり、晴れて証明書のために就職という身分を維持する必要から解放されるわけです。といってもすぐに会社を辞めたり転職するという軽率な行動はとらずに、しばらくは今の身分で過ごすのも悪くないのではと思っております。
さて、一方で娘1の方は6年生になり、つまり世に言うところの受験生の年にあたることになります。未だに行きたい学校がないということで中学受験をするのかしないのかハッキリしないですし、塾も辞める辞めると言いつつ春期講習に通っているという状況で、本人にとっても家族にとっても割とストレスの高い状況が続いております。受験はしないかもしれないけれども、学習をしておくことがいずれ自分の身を助くのではないかとは薄々感じ取っているようで、それゆえ塾を潔く辞められないというところなのでしょうか。まあ理由は何であれ、今のうちに歴史や理科、算数や国語の基礎を学んでおくことは重要なことだろうと思いますし、学習の作法というのは一生応用が効くものでもあると思われるので、やっておいて欲しいと思う次第です。
30年前に今のような世の中になることを予想できたかというと、まあアルビン・トフラーなどは割といい予測をしていたと思いますし、ソフトウェアの時代になるという予想のもとに投資をし続けた人たちもいるので、将来のことは分からない、というのは思考の放棄なんだろうと思うのですが、とはいえ、のんべんだらりと生きている人が変化の激しい時代に臨機応変に対応しつつ成功を収めるということも難しいでしょうし、一般人は石橋を叩きつつ慎ましく努力をしろということなのかもしれません。
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