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interest | daily

債券には元本と利子があります。いわゆる金利と呼ばれるものがこの利子率を左右します。金利を動かす要因というのは、国の経済成長率、地政学的なリスク、政権与党の金融政策方針、中央銀行の政策などなど様々あります。いわゆる長期国債というものが、その他の金融商品の利回りの算定の参考値になるともいわれています。格付けとかもそうですね。金利が高いというのは信用リスクが高く、資金調達コストが高いことを意味します。

金融商品というと株式がとっつきやすいし取引もしやすく、債券と言われると個人向け国債などがまあメジャーですが、アレはまあああいう商品ですし、個人向けとついているように個人向けと機関投資家向けでは何かが違うわけです。何が違うのかはよく知りません。

サブプライムローンというものがありましたが、これも住宅ローンを債券として分解し、元本と利子に分けたりしてマッシュアップをしていたわけです。まあ詳しい仕組みについてはそのあたりの本を読んでいただいた方が正確だと思いますし、身になると思います。債券市場というのは世界で最も大きな市場でして、6,200兆円ほどあります。すごいですよね。ちなみにデリバティブの残高は16京円といわれていますが、これは市場取引されていないOCTなどもあるので実態はよく分かりませんし知りたくもありません。

なにはともあれ、金融商品について知ろうと思う際には利子について避けて通ることは出来ず、利子について知ろうと思うと債券の仕組みを避けては通れないです。


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