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罪のない者が、まず石を


あなたがたの中で罪のない者が、まずこの人に石を投げなさい。(ヨハネ8:7 新改訳2017)

これは有名な話の一節なので、口語訳聖書から、全体を引用します。

イエスはオリブ山に行かれた。 朝早くまた宮にはいられると、人々が皆みもとに集まってきたので、イエスはすわって彼らを教えておられた。 すると、律法学者たちやパリサイ人たちが、姦淫をしている時につかまえられた女をひっぱってきて、中に立たせた上、イエスに言った、

「先生、この女は姦淫の場でつかまえられました。 モーセは律法の中で、こういう女を石で打ち殺せと命じましたが、あなたはどう思いますか」。

彼らがそう言ったのは、イエスをためして、訴える口実を得るためであった。しかし、イエスは身をかがめて、指で地面に何か書いておられた。 彼らが問い続けるので、イエスは身を起して彼らに言われた、

「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」。

そしてまた身をかがめて、地面に物を書きつづけられた。 これを聞くと、彼らは年寄から始めて、ひとりびとり出て行き、ついに、イエスだけになり、女は中にいたまま残された。 そこでイエスは身を起して女に言われた、

「女よ、みんなはどこにいるか。あなたを罰する者はなかったのか」。

女は言った、

「主よ、だれもございません」。

イエスは言われた、

「わたしもあなたを罰しない。お帰りなさい。今後はもう罪を犯さないように」。(ヨハネ8:1-11)


そこにいた人たちは皆、正直に自分の心の中を見るなら、この女性に石を投げつけるようなことはできないと気づいたようですね。

現代では、この石投げが、ネットなどでの過度の批判や誹謗中傷に形を変えていると言えるかもしれません。

今の日本でイエスが同じことを言われたら、石を投げつけるのをやめる人はどれくらいいるのでしょうか。

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