人間関係のヒントになる10の聖句
「人間関係は面倒くさい」と感じることもあるかもしれませんが、良い人間関係は多くの幸せをもたらすものでもあるので、積極的に働きかけるだけの価値があります。
ただ、人はそれぞれ違うし、状況もさまざまなので、人間関係について聖書に書かれたことがすべての状況やすべての人に当てはまるというわけではありません。
特定の言葉に縛られすぎるとかえって苦しくなることもあるので、そんな場合は、あなたの背中を押して解決の糸口を与えるヒントとして捉えるといいでしょう。
黄金律
イエス・キリストのこの有名な言葉は黄金律として知られており、人間関係の基本と言えます。
他の宗教や思想では「人からしてほしくないことは、するな」という表現が多いのですが、イエスは「人からしてほしいことをしなさい」と、より積極的な表現をされています。
「してほしい」ことには「してほしくないことをしない」ことも含まれているし、親切の押し売りにならないよう気をつけるべきなのは、言うまでもありません。
互いへの尊敬
どんな人にも、自分より優れた点が何かあるものです。
互いへの尊敬は、円滑で健全な人間関係の土台ですね。
相手に期待しすぎない
すべての点で完璧であり、約束を一つたりとも破ることなく、人を傷つける言動を一切せず、過ちを一度も犯したことのない人など、存在しないことでしょう。
それなのに、どうも私たちは他人に完璧を期待しがちのようです。
いい意味で「期待しすぎない」こと、そして、相手が何か間違ったことをした時には「ゆるす心」が大切です。
自分も完璧ではないと気づく
完璧でないのは自分も同様なので、自分のことを棚に上げて、人の間違いや欠点を批判することに走らないよう、気をつけましょう。
自分は絶対に正しく、相手は絶対に間違っていると主張し続けるなら、あるいは独りよがりな正義感を出し過ぎたり、正論を振りかざしたりして、相手を追い詰めてしまうなら、人間関係は破綻します。
ギブアンドテイク?
ギブアンドテイクとは言いますが、もし自分と同じことを相手の人がしてくれるのを期待しているなら、それは貸しを作っているのであって、与えているのではありません。
相手から与え返されることを期待せずに与える時こそ、深い喜びと幸いを自分のものにできます。
それに、与えた相手からではなくても、他の人たちを通して、神が与え返してくださるかもしれません。
人の言葉をいちいち気にしない
相手に悪気はなくても、ふとあなたを傷つける事を言ってしまうことはあるものです。
内容にもよりますが、小さなことであればいちいち気にせず、それに振り回されないようにした方が、本当の自分を失わないですみます。
人はみな違う
人はみな、異なった考え方をしており、誰が間違っていて誰が正しいと一律には言えないことがよくあります。
互いの意見の相違を認め合うのも大切なことです。
みんなが必要
考え方だけではなく、私たちの役割も一人一人異なっています。
神の目から見て、その役割に優劣はなく、誰もが大切な存在であり、必要とされています。
人は人によって「研がれる」
人間は一人ではなかなか成長できないようです。
誰かと関わり合って、ぶつかりながらも何かを学んで成長していくので、それもまたありがたいことです。
終わりに
人間関係には相手の選択や決断も関わってくるので、なかなかうまく行かないことがあります。
辛い気持ちになった時には、「悩める時のいと近き助け」であり、「わたしは、決してあなたを離れず、あなたを捨てない」と言われた方に重荷をゆだねるようにしてください。(詩篇46:1、ヘブル13:5、詩篇55:22)
神があなたに恵みと平安と力をくださいますように。
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